Forbesで、カナダのアマゾンがPlayStation VR本体にPS4本体の倍以上の価格となる93,000円と表示していたと伝えていました。
PlayStation VRはPS4に接続することで「ゲーム体験を豊かにするバーチャルリアリティ(VR)システム」の商品名で、2016年上期に発売されることが発表されています。VRヘッドセットを頭部に装着すると360度全方向に三次元空間が出現します。その空間でゲームをプレイしますからVRで得られるゲーム体験は今までのテレビ画面のそれとは比べ物になりません。ニンテンドー3DSの立体表示の時は驚きましたが、VRはその比ではないと思います。
ソニーから現時点でPlayStation VRの価格は発表されていませんが、突然事前予約でアマゾンにPlayStation VRが登場し価格表示されていれば、それは大騒ぎになりますね。
それがカナダのアマゾンで現実のものとなりました。事前予約を一時的に受け付けていた際、価格を1125カナダドル(日本円で93,000円)と表示していたのです。現在は修正されているので価格は表示されていません。
これについてソニーは「アマゾンによるミスでソニーとして発表したものではない」とコメントしています。
同じVR商品のOculus VRが開発するPC用VRヘッドマウントディスプレイ“Rift”は日本円で8万3800円ですので、PlayStation VRはRiftより1万円程度高いことになります。ソニーは認めていませんが、価格的にはその辺りが妥当な線だと思われます。
ただ、PS4本体が35,000円(正確には500GB通常モデルで税抜34,980円)ですのでPlayStation VRをPS4本体のアクセサリーの1つだと考えると本体価格の倍以上する高額商品になります。価格はPlayStation VRが普及するかどうかの大きな要素の一つですのでちょっとハードル高いかな？
RiftはハイスペックなゲーミングPCが必須ですので、トータルで考えればPS4+PlayStation VRの組み合わせの方が安価です。PlayStation VRはアピールの仕方によってはユーザーに受け入れられる可能性を秘めています。
一方で、VG247によると、調査会社SuperData ResearchはPlayStation VRの価格を400ドルから600ドル(47,000円から70,000円)と見ています。結構幅がありますが、少なくともPS4本体よりは高いことだけは間違いなさそうです。