/talkフォーラムで、Total_Noob氏がePSP向けのカスタムファームウェアCEF TN-Xをリリースしていました。
TN-XはPS1ゲームがきちんと動作する(N-Vでは今まで音が出なかった)PSOne Loaderの改良版をカスタムファームウェアとしたものです。単なるPS1バックアップゲームのローダーではなくカスタムファームウェアになっているのは、以下のTN-Xの特徴を見れば分かると思います。
・TN-Xメニューはカバー画像付き。△ボタンで設定メニューが開く
・L/L1 + SELECTの同時押しでTN-Xメニューに戻る
・SELECTボタン長押しで機能するステートセーブブラグインを統合
・プラグインのサポート(現状はCWCheatのみが正しく表示される)
・Vitaのスクリーンショット機能を使えるようにアンロック
・ボタンアサインのカスタマイズ機能
・PS Vita TVでの16:9フルスクリーン化(非対応のものもある)
・R/R1 + SELECT同時押しで早送り機能のON/OFF
・CDDA対応ゲームでのサウンドトラック有効化
・’BIOSファイルをms0:/PSX-BIOS.BIN’に配置することでカスタムBIOSにも対応
・PSNで購入したPS1ゲームもライセンスファイルや’KEYS.BIN’がなくてもプレイ可能
PS1ローダー機能以外にも多数の機能があるため、一種のファームウェアと呼べる状態です。
また、TN-X起動に必要なものは以下となっています。
1) ファームウェアが3.00から3.20のPS VitaまたはPS Vita TV
2) 以下のPS1 exploitゲームタイトル
鉄拳2
XS Moto
Sports Superbike 2
※『XS Moto』『Sports Superbike 2』というタイトルにもexploitがあるようです。探しましたが、日本のストアでは販売されていないようです。
3) TN-VをインストールしたPS Vita(PS1ゲームをms0:/PSP/GAME/にインストールするため)
Vitaの対応ファームウェアは3.00から3.20(つまり3.00/ 3.01/ 3.10/ 3.12/ 3.15/ 3.18/ 3.20)で、1.xxや2.xxと3.30以降には非対応です。3.20は事実上PlayStation TV(海外版Vita TV)の初期ファームウェアですので日本のVitaに関しては3.00から3.18ということになります。PS1 exploitタイトルである『鉄拳2』は3.30で対策されましたので3.30以降では当然使用できません。その3.30以降についてはサポート対象外ですが、Total_Noob氏は「新しいPS1 exploitを後日リリースする」と言っていますので、新しいファームウェアでのTN-Xのためにexploit PS1タイトルが後日発表されそうです。
ちょっとしたご報告ですがtn-vで起動していたps1のゲームがtn-xではメモリーカードにアクセスできませんでしたとエラーが出て起動しないものがありましたが
いろいろ試したところ圧縮率を最大にしたら解決しました。
圧縮率がないほうがよいと思って変換してましたがtn-xではそうでもなさそうです。
海外のフォーラムにも同じような症状の方がいらっしゃったので記事に注意書きしたほうがいいかもしれません。
ちなみにDQM1＆2です。圧縮率0では起動せず9で起動しました。