日本の皆さんには情報収穫なし PS4とXbox Oneの最新情報@gamescom

いよいよドイツのケルンで欧州最大のゲームショウgamescomが開催されます。gamescom開催に先駆け、ソニーとマイクロソフトがプレスカンファレンスを行いました。日本だと平日のど真ん中の深夜という誰も普通は見ねーよ的時間でしたので、御多分に洩れず私もあっさり朝起きてからあちこちで情報をかき集めましたので、まとめてみます。

皆さんが最も知りたいのは、PlayStation 4とXbox Oneの(日本での)発売日はいつなのか、の一点に尽きると思いますが、その観点からgamescomのプレスカンファレンスを評すると全く収穫なしです。

ソニー

今回のプレスカンファレンスで最も気になるであろうPlayStation 4の発売日が発表されました。

北米では2013年11月15日に、欧州でへ2013年11月29日に発売です。価格は399ユーロ/399ドル/349ポンドです。

年内に発売されるはずの日本については残念ながら言及されませんでした。来月の東京ゲームショウでの発表までお預けかと思ったら、その前の9月9日(月) 15時から『SCEJA Press Conference 2013』を開催するそうですので、日本でのPlayStation 4の発売日などがそこで発表されると思われます。

国内のプレイステーションビジネスにおける販売戦略発表の場として、9月9日(月) 15:00 より『SCEJA Press Conference 2013』を開催します。 http://t.co/EZXoRwbywt pic.twitter.com/E6IcoBz7tJ

— プレイステーション公式 (@PlayStation_jp) August 21, 2013

また、PS4本体と同時に、PS4用タイトル(PS3/PS Vita版も予定されています)としてXbox 360などで大人気の『Minecraft』が発売されること明らかになりました。プレイしてみたいと思っていたソニーファンには楽しみが増えたのではないでしょうか。

また、『Call of Duty:Ghosts』、『Watch_Dogs』、『Assassins Creed IV Black Flag』のPS3版を購入済みのユーザーは、同タイトルのPS4版を特別価格で購入できるようになるとのこもも合わせて発表されました。PS4には後方互換がありませんが、PS4でプレイしたい場合に安く買えるというのは嬉しい話です。セーブデータが移行できたら買い直したいと考える方もいるでしょう。ただし、残念ながら日本でも同サービスが実施されるかは不明です。

PS3のビックタイトルとして発売が予告されていた『グランツーリスモ6』についても発売日が発表されました。全世界で2013年12月6日同時発売です。『グランツーリスモ5』のように発売が延期にならないことを望みます。

更に、新作『リトルビッグプラネット HUB』がPS3向けの基本料金無料タイトルとしてリリースされます。時期は未定ですが年内の模様です。

また、日本では既に値下げされていたPS Vitaが北米と欧州でも199ドル/199ユーロに値下げされることになりました。日本では値下げで販売が上向きましたが海外ではどうなるでしょうか。

そして北米と欧州のみの話ですが、高い高いと悪評名きいVita専用メモリーカードが下記のように値下げされることが発表されました。

4GBが19.99ドルから14.99ドルへ
8GBが29.99ドルから19.99ドルへ
16GBが59.99ドルから39.99ドルへ
32GBが99.99ドルから79.99ドルへ

汎用のSDと比べるとまだかなり割高感は残りますが、先にVita本体が値下げされていた日本では今32GB買うと本体価格の半額が財布から飛んで行くので、日本でも値下げ必須ですよ、ソニーさん。

マイクロソフト

マイクロソフトは話題になるような発表が一切なく、もしかしたらカンファレンスやらなかったんじゃないかと思ったほどあまりに情報がありません。

そんな中でも、気になった点を見つけました。

以前から独立系インディータイトルへ力を入れると言われていましたが、マイクロソフトはXbox Oneゲームを開発・発売する独立系開発者へ無料でゲームを発売する環境を提供することを発表しました。

無償のマイクロソフトの開発キットを入手して登録することで、これまた無償で自費出版ができるというこのプログラムをマイクロソフトはIndependent Developers@Xbox(ID@Xbox)と名付けました。

ゲームなどを公開するためのハードルが下がったことになりますので、多数の開発者が参戦し、リリースが増えるものと思われます。有償のPlayStation Mobileとは大きな差が付きそうです。

ソニーとの比較になりますが、PS4と比べて100ドルほど高額なXbox Oneの「高い」という印象を緩和するタダゲーおまけ方策も発表されました。

Xbox Oneを予約した方全員に、無料で『FIFA 14』のダウンロード版が貰えます。欲しかった方にはラッキーですが、そうでない方にとってはイラネーおまけです。

全体的に、ドイツでの欧州向けのゲームショウですので日本向けの情報を出しても意味がないのは分かりますが、発売されることすら危うい雰囲気のあるXbox Oneはともかく、同時通訳までしてカンファレンスをストリーミング中継したソニーは、せめて日本でのPS4の発売日くらいは明かして欲しかったところです。ドイツで「日本で先に発売します」と言いたくなかったのでしょうか？それでも欧州より北米の方が先ですけど。