PS3光学ドライブエミュレータ Cobra ODE 今週にも小売店へ出荷

PS3Crunchで、PS3の光学ドライブエミュレータ Cobra ODEは今週にも販売店向けに出荷されると伝えていました。著名サイトでの公開のためのレビュー用製品も週内にレビュアーの手元に届くそうです。

PS3CrunchがTeam Cobraからメールで受け取った情報によると、現時点でネット上に出回っているCobra ODEの情報には間違ったものが含まれているとのことで、Cobra ODEの発売直前最新情報が掲載されています。

間違った情報というよりは、ネガティブな印象を与えかねない情報を、競合製品のネガティブな部分を引き合いに出して「よそよりいいでしょ?」という情報操作的な内容です。

1) Cobra ODEはファームウェアアップデートですぐに対策されてしまうということはない
元々Cobra ODEはパフォーマンス向上や互換性向上のために定期的にファームウェアをアップデートする計画で、そのための仕組みも取り入れられています。そのためハードウェアのアップグレードが可能なため対策されたとしても対応することは可能だそうです。ただし、対策されることはないとか、必ず対応できるとまでは書かれていません。

2) バックアップ起動の方法は競合製品とは異なる
事実かどうか分かりませんが、競合製品(3k3yやE3 ODE)とは異なるアプローチでCobra ODEは開発されているため、目に見えない部分でライバルに優っているとTeam Cobraは主張しています。他製品はバックアップ起動の可否をデータベース照合により決めているため柔軟性に欠けるが、Cobra ODEはデータベースとの照合を行わないため制限がないという内容です。

かと言って、全てのバックアップISOが起動するとは一言も言っていないので、そこに自信を持っているようには思えません。単なる宣伝文句のような気がします。

3) 競合製品とは異なりWi-Fiドングル不要
他社製品はWi-Fiドングル必須で(そうなんだ…)、それによりノイズの発生が不可避ですが、Cobra ODEは本体にWi-FiやBluetoothによる接続機能があり、将来的にはPS3(2500/3000/4000モデル)のHomebrewウェブブラウザでコントロールできるようになるそうです。

ノイズと言っているのが何のことなのか、そんなに問題になる話なのかが掴めません。

4) Cobra ODEは一つのデバイスでPATAとSATAの本体に対応
Cobra ODEはFat/Slim/SuperSlimへの対応を1種類の本体デバイスとアダプターとの組み合わせで実現していることや、インストールの簡単さをアピールしています。

他社製品はハンダ付けが必須だったりしますが、基本的には同じはず。クリップ方式(チップに被せるだけとか)ならそうアピールするはずですので、取り付け難易度が言う程大きく違うのかが気になります。

PS3の光学ドライブエミュレータは、PS3 SuperSlimモデルへの対応の仕方を競っています。ここまでSuperSlimへの対応をアピールするということは、PS3のFat/Slimでは殆ど差がないのかもしれません。

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