ファミ通.comで、SCEワールドワイドスタジオ社長の吉田修平氏へのインタビューを掲載していました。
Xbox OneよりPS4の価格が大幅に安かったこともあり、E3でのSCEのカンファレンスは海外メディアの反応をみる限りかなり好評だったと言えます。
SCEとしてはメディアがPS4を好意的に報道していたため、かなりの手応えを掴んでいるようです。とはいうものの、最終的にはどんなタイトルを発売するのかでその命運が左右されます。PS Vitaで当初躓いたのはタイトル不足によるものでしたが、その点をPS4ではきっちり対策しています。
吉田修平氏はファミ通のインタビューで、カンファレンス開始までの今までは単なる待ち時間だった時間帯に最新作のデモプレイ動画を見せるという試みの提案がアメリカのチームからあり採用することになったことなどカンファレンス舞台裏を披露しています。そういった新たな試みが結果的に高いPS4の評価に繋がるなど、E3会場での反応の良さにかなり手応えを感じているようです。
PS4のタイトル開発も順調とのことで、PS4発売前最後の大舞台となる東京ゲームショウでのプレイアブル出展(実機によるプレイが可能)の可能性にも言及しています。
また、大手開発スタジオのスタッフが独立して立ち上げることが多いインディーズのタイトルについても、そのパワーの大きさを認め今後力をいれて行く方針も明らかにしています。
オンラインマルチプレイにはPS4以降PlayStation Plusの有料会員登録が必須になりますが、ユーザーに負担を要求することになるのは認識しているため、SCEはフリープレイタイトルの配布など現状の会員特典の拡充を検討しています中だとのことです。
オンラインマルチプレイに必須契約となるPlayStation Plusには隠れたメリットもあるようです。PlayStation Plusのアカウントは1台のPS4に複数登録しておくことが可能ですが、メインのアカウントがPlayStation Plus会員の場合、他のアカウントでも会員特典が利用できるので、一家に1アカウントあれば家族全員がオンラインマルチプレイが可能など、ちょっと嬉しい仕様になっています。
また、PS4向けタイトルは開発がかなりしやすいそうで、開発スピードが早いと吉田氏も驚いています。発売時、あるいは発売後初期時期での素晴らしいタイトルの発売に期待できそうです。
また、ファミ通.comではSCEJAの河野弘プレジデントにもインタビューも行いました。
E3ではPS4の日本での発売について一切言及されませんでしたが、河野氏は「日本では、改めて、しっかりと発表する」と、日本市場向けには別途発表機会を設ける可能性を示唆しています。それが9月の東京ゲームショウなのか、その前に単独で行うのかまでは決まっていないようですが、何れにせよ価格を含めてE3で発表された内容の印象とあまり変わらないPS4発表内容が期待できそうです。