VG247で、Xbox 720 Durangoの流出情報はほとんどが正確だったことを伝えていました。更にXbox 720ではWindows 8も起動するという情報もあるようです。
次期Xboxと言われる通称Xbox 720、コードネームDurangoは5月に発表され年内発売とされています。発表が近いためかここのところ多くのリーク情報が飛び交っています。
今回の情報は「匿名の内部情報筋」がPastebinに情報として公開したものをCheesemeister氏がNeoGAFに投稿したものが情報の出処です。嘘か本当か分からないネット上に転がっていた情報と同等レベルですので信頼度は決して高いとは言えません。
そしてXbox 720はインターネット常時接続必須という情報はやはり誤りで、ゲームをプレイするためにインターネット接続が要求されることはないどころか、マイクロソフトとしてはそういった制限を検討したことは一度もないとしています。
また、以前VGLeaksが伝えたXbox 720 Durangoのスペックは本物で、Xbox 360との後方互換なしは誤り、Xbox mini(Xbox TVとも呼ばれます)との組み合わせで後方互換を実現というのも誤りで、実際にはXbox 360 SOC(System-On-a-Chip:1つの半導体チップ上に必要な一連の機能を集積したチップ)を搭載して後方互換性を保っているとしています。Xbox miniは存在しないのかと言うとそうでもなく、ホームエンターテインメントを重視したモデルとして発売されるようです。
そのXbox miniはマイクロソフトの中でも別のチームが開発しています。打倒Apple TVを旗印にディスクドライブレスですがXbox Liveアーケードには対応と噂通りのものですが、ゲームオンデマンドタイトルなるものにも対応しているようです。ゲームオンデマンドの詳細は不明ですが、先のXbox 360 SOCをオンボード搭載しているがゆえに実現したとのことですので、Xbox 360向けタイトルを何らかの形で配信するのではないかと思われます。
後方互換を実現すると言う新規開発のSOCはコスト面から見ると実現性が薄い気がします。しかもそのSOC 360チップセットにより全体の処理速度やパフォーマンスが向上すると言われているそうですが、Xbox 720での後方互換のためだけに開発された訳ではないかもしれません。コストダウン廉価版Xbox 360を開発して、それを流用するといった計画でもない限りちょっと信じられない情報です。
一方、Xbox 720には進化した「Kinect 2.0」が搭載されると言われていますが、その話も本当で、現行のKinectよりも大幅に性能が向上し、人間が認識できるようなタイムラグも全くないとされています。
コントローラーは若干小型化されるものの360用とほとんど変わらないと言われていますが、見た目は同じでもフィーリングが異なる、改良された十字キーを搭載しています。また、バッテリーも新たなワイヤレス技術で16%動作時間が伸びています。
そして最も驚くべき情報としてこんなものがあります。ありそうで今まで実現されなかった「XboxでWindows 8が起動する」というのがXbox 720では実現されそうだというのです。
確かにWindows 8が起動するのは魅力的ではあります。更にそれをKinectとワイヤレスキーボードで操作できればPCユーザーという新たな顧客層へのアプローチとなり購入意欲をかき立てる魅力的なポイントにはなりそうです。