KOTAKUで、Wii Uに詳しいという業界筋が各社の次世代機が出そろったことにはWii Uはパフォーマンスで孤立すると語ったことを伝えていました。
ニンテンドーWii Uのスペックに詳しいという内情を知るインサイダー筋がKOTAKUに語ったのは、WIi Uのパワーに関する懸念を立証するかのような発言でした。
「次世代機が登場したら、Wii Uのパフォーマンスは孤立するでしょう。Wii Uのパフォーマンスは次世代機と表現するよりも次期iPadに近いと言えます。」
そのインサイダー筋は、現行Wiiに存在した最悪の問題が次世代でも繰り返されるのではないかと予想しています。つまり、ソニーやマイクロソフトのゲーム機に対して任天堂のゲーム機だけ性能が見劣りするという歴史が繰り返されるということです。
Wii Uは今後のゲームのマルチプラットフォーム化の主役の一つとなるであろうEpic Gamesの次世代ゲームエンジンであるUnreal Engine 4をサポートしないと言われ、現行世代機向けのUnreal Engine 3には対応するようですが、2013年末には発売かと噂されるコードネーム”Orbis”と呼ばれるPlayStation 4や”Durango”と呼ばれるXbox 720はUnreal Engine 4をサポートすることは確実であるため、ソニーとマイクロソフトの次世代機が登場した時点で性能的には時代遅れと言われかねない状況が予想されます。
もっとも、ゲーム機は性能が全てではありません。現行Wiiに存在した最悪の問題と言いながらも最も成功した現行世代機はWiiであることがそれを証明しています。
しかし、スマートフォンやタブレットでのゲーム体験が主流となる可能性がある次世代機でスペックに特化しない据え置きゲーム機に果たしてコンシューマーに受け入れられる余地があるのかどうか、全てはコンシューマーを惹き付ける任天堂のWii Uタイトルラインナップにかかっていると言えます。