Wii Uは300ドル以下とキラータイトルが必要条件

CVGで、Wedbush MorganのアナリストMichael Pachter氏がWii Uの価格は300ドル以下にすべきで、Wii U GamePadならではのキラータイトルも必要との見解を述べたことを伝えていました。

未だWii Uの価格は様々な情報は流れて来ており300ドルと言うのが目安の数字かのように伝えられていますが、公式発表がないがために、正確な価格は不明です。

アナリストでなくても300ドル(今の為替相場から計算すると24,000円ですが、ソニーのPS Vitaのように価格設定に関しては1ドル=1ユーロ=100円換算だと30,000円)より高いと購買意欲が失せると予想するのは簡単です。

『Wii Uは300ドルを切らないとダメです。願わくば249ドル以外というのがベストです。』

Michael Pachter氏は個人的な希望としながらもベストな価格はWii発売時と同じ249ドルという数字を挙げました。少なくとも結果的に成功したと言えるWiiの発売時と同じ価格であれば高いと言って非難されることはないでしょう。

また、Michael Pachter氏は任天堂のWii Uを車のバックミラーの存在に例えて「バックミラー戦略」だとした上で、そのバックミラーを活かしたキラータイトルが作れるかどうかを成功のポイントに挙げています。

「Wii Uコントローラーは斬新で今までのコントローラーとは違うというのは分かります。ただ、Wiiの時の『Wii Sports』のようにWii Uの特徴を活かしたキラータイトルが存在するのかどうかがまだ分からないのです。」

その分からない例としてE3で発表されたカラオケゲーム『SiNG』を挙げ、テレビのモニターではなくタブレットで歌詞を読まなければならない必然性を感じないとしています。確かにカラオケとタブレットというと、日本人でもタブレットの役割は歌詞表示ではなく選曲リモコンです。

Wii U成功の鍵は、価格設定はもちろんのこと車のバックミラーのようにWii U GamePadを”ないと困る”ものとして提案できるかどうかにかかっていると言えます。

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