3DSでファミコンエミュレーター N3dES

JailbreakSceneで、CollosalPokemon氏がニンテンドー3DSのウェブブラウザを利用したjavascriptファミコンエミュレーターN3dESを開発していることを伝えていました。

ニンテンドー3DSでのHomebrew実行はできないため、CollosalPokemon氏が目をつけたのがBen Firshman氏が開発したjavascriptファミコンエミュレーターJSNESでした。そのJSNESを3DSのブラウザ向けに最適化したものがN3dESです。ウェブブラウザを用いるためFlashcartはもとよりexploitすら不要でファミコンエミュレーターを起動させることが可能なようです。

ただし現状はPoC(Proof of Concept:実証段階)で、実行こそできるものの速度が非常に低速( 1FPS以下)のようです。これは任天堂がブラウザに割り当てるプロセッサーのパワーを制限しているためだとしています。

現状ではプレイ中のポーズやリセットはできず、SDカードへのセーブはもちろんSDカードからのROM読み込みなどもできない、動作にはインターネット接続環境が必要、音声が出ない、動作するROMの容量に制限がある(65KBまでのROM)など、実用とは程遠い次元だそうです。

とはいうものの、Homebrewの王道といえるエミュレーターを3DSで実行できることが明らかになったことは、結果的に実用にならないかもしれませんが今の現時点では大きな進歩といえます。今後が楽しみです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする