2011年06月10日一覧

ゲーム最新情報 2011年6月10日のニュース

●Eurogamerで、SCEの代表取締役社長兼グループCEOの平井一夫氏がPSNから個人情報が流出した問題についてデータベースにアクセスされたことは把握できるが、どの部分のデータなのかについては把握することは不可能だと語っていたことを伝えていました。そのためクレジットカード情報が盗まれたのかどうかは分からなかったため、ユーザーの安全を最優先するため可能性があるとして公表せざるを得なかったようです。その理由として、データベースに侵入した形跡を全く残さなかった巧妙な手口を挙げ、把握するには相当時間がかかるか、あるいは全く分からない可能性があるからだとしています。情報を管理する側の体制としてかなり甘いです。

●JailbreakSceneで、andoma氏がPS3をホームシアターにすることができるユーティリティShowtime 2.99-401をリリースしたことを伝えていました。各種バグ修正が行われたようです。

●PS3Crunchで、Jordandyckes氏がPSNからコンテンツをプロキシを利用して高速にダウンロードすることができるユーティリティーPSN Download Manager v3.90をリリースしたことを伝えていました。プレミアムメンバー向けの問題を修正したことなどが変更点です。

●PSPCustomFirmwareで、DJGodman 氏がPSPのファームウェアやMACアドレスを偽装することができるプラグインPSP Ver/Mac Syspoofer 1.0 Beta 2をリリースしたことを伝えていました。CFW 5.00以上(6.39まで)での動作を確認しているそうです。

●GBAtempで、Yellow Wood Goblin氏がニンテンドーDS用Flashcart R4とクローンのR4iDSN、Acekard R.P.GのオープンソースファームウェアWood Firmwares v1.31(Wood R4 v1.31/Wood R4iDSN v1.31/Wood R.P.G. v1.31)をリリースしたことを伝えていました。start->tools->updateでWi-Fiアップデート機能追加、ユーザーインターフェースの最適化などが変更点です。

●Developで、スペイン警察がソニーのPSNを攻撃した疑いのあるAnonymousの関係者の男性3名を逮捕したことを伝えていました。ただし、スペイン警察は逮捕されたメンバー3名がPSNを攻撃した主要メンバーかどうかについては明らかにしていないそうです。

●PS3Centerで、イギリスリバプールのソニーがPlaytationフォーマットのファームウェアアップデートでの互換性をチェックするテスターの人材を募集していることを伝えていました。新ファームウェアのテストと現在開発中のデバイスのテストという内容から、PS3とPlayStation Vitaの連携に関するチェックのためのスタッフを増員することで開発を急ぎたいようです。

●PS3Crunchで、ある人物がPS3のカスタムファームウェアREBUG v3.55.1にアドバンスモードを追加するパッチPS3 Advanced Mode Patchをリリースしたことを伝えていました。PS3 Advanced Mode Patchでアドバンスモードが利用可能なCFWのPUPファイルを生成するようです。アドバンスモードはMathieulh氏が存在を公表したQAフラグによる隠しオプション(ゲーム最新情報 2011年5月14日のニュース参照)に似ているそうです。

●PS3NEWSで、Slynk氏がPS3開発者向けのIDA(逆アセンブラ)のチュートリアルとNPDRMについての情報を公開したことを伝えていました。PS3 QA Flagについての開発をしている中で分かってきたことがあったようです。

●PS3Crunchで、ある匿名開発者がPS3のCFWを作るユーティリティPS3MFW Builder向けでPS3のCFWファームウェアバージョンを偽装するためのユーティリティEasy Spoof TCL Modをリリースしたことを伝えていました。v6.60やv9.90に偽装(そのかわり二度とアップデートできなくなるので注意)や、使用用途が謎ですが古いファームウェアへの偽装も可能なようです。バージョン偽装によりPSNへ接続できるようなものではなく、単にアップデート要求されないようにするための機能だそうです。

●ロイターで、Wii U発表後任天堂の株価が下落した(ゲーム最新情報 2011年6月9日のニュース参照)ことについて、任天堂の岩田聡社長が「驚いている」と語り、自身が感じた手応えと正反対の反響が市場から帰ってきた理由が理解できないとしていたことを伝えていました。実際にE3の会場で岩田社長が直接話を聞いたりして得た感触ではそんなムードではなかったとしており、E3会場でプレゼンテーションを聞いて実際に触ってみた人には分かるが、そうでない人にはタブレット端末が付いたゲーム機だという間違った印象を持たれてしまうためだと考えているようです。3DSの時も同じようなことを言っていましたよね。そこをクリアしないと任天堂は全滅ですよ。大きなタブレット端末付いたゲーム機だと思ってる顧客予備軍が相手ですから。一方、Evening Standardでは岩田社長がE3ではコントローラーを強調し過ぎたために誤った認識を持たれてしまったようだとした上で、今後きちんとWii Uがどのように動作するのかについて説明する機会を設けないといけないと語ったことを伝えていました。

●Developで、Wii Uのコントローラーに搭載されているタッチパネルスクリーンの解像度はワイドVGA 854×480ピクセルのなんちゃってHDであると伝えていました。まあ、6.2インチですからねぇ。

●Spongで、任天堂の宮本茂氏がWii Uのコントローラーについて1台のWii Uに繋がるコントローラーは1台だけだと語ったことを伝えていました。複数コントローラーを使えるようにするくらいなら3DSを繋げられるようにした方が便利ということになってしまうと説明しています。ただし、友人宅へWii Uコントローラーを持っていってプレイしたいかなどの調査はしているとしており、調査の結果次第では複数のWii Uコントローラー接続に対応という話もあり得ない訳ではないようです。また、Wii Uコントローラーの仕組みとしてすべて本体から情報を送信するため、スクリーンがついているが故に単独で動作しそうに感じますが、実際にはプロセッサーはリモコン側には存在しないそうです。