マジカル上海の実店舗が大人の事情で閉店するなどここにきてまたキナ臭くなってきたマジコン業界ですが、ROMの起動はできないがNintendo DSiで直接AVI/WMV/RMVBといった動画ファイルは再生できるiPlayerの詳細写真がMAXCONSOLEで公開されていました。【情報源:MAXCONSOLE】
Final pictures of iPlayer DS revealed
iPlayer DSの発売直前の写真公開We’ve received pictures of what the final version of the iPlayer for DS looks like. This flash cart supports homebrew, but its main highlight is being able to play video files without any conversion including AVI’s.
iPlayer DSのファイナルバージョンの写真を入手しました。このマジコンはHomebrew起動のサポートはしていますが一番の売りはAVIなどのビデオファイルを変換せずそのまま再生可能であることです。
このマジコンは果たして『マジコン』と呼んでもいいものかどうか迷うところですが、パッケージの写真を見る限りは既存のマジコンとなんら変わりません。
機能的にはM3DS REALのファームだけROM起動しないようなものに変更したM3さくらと同様のコンセプトです。
Acekard2系がベースというiplayerに市販ROMのバックアップ起動機能が存在するかどうかがポイントになるでしょう。果たしてM3さくら同様”Xファーム”は存在するのでしょうか。
現在任天堂は世界中でマジコンを排除すべく法的手段に打って出ています。マジコン発祥の地であるコピー大国中国にも何らかの形で影響は及んでいるはずです。
マジコンメーカーはここ数年でかなりの富を得ているでしょう。マジコン販売はかなり割りのいい商売なのです。R4系の名を持つクローンが氾濫しているのはその証拠でしょう。独自の商品名をあえて付けず、売れた実績のあるR4の名前に頼り、サポート窓口もフリーメールでお茶を濁し、在庫が掃けたら追加製造することなくドロンです。そんなことが輪廻転生よろしく永遠と繰り返されているが現状です。
Homebrew起動にはなくてはならないマジコンですので無くなると困るのですが、違法コピー問題を解決して健全なゲーム業界を取り戻すには現状マジコンを法的措置で撲滅するのが一番確実です。その考え方については支持せざるを得ません。
ユーザーサイドとしてはその解決策のひとつがiPlayer DSのようなコンセプトのマジコンでしょう。ですからiPlayerの方向性は支持します。
ところが前述したように商業主義重視の姿勢でiPlayer DSを開発し、『メーカーが関知しないところで勝手に”Xファーム”が出てますが我々にはなんともできません。iPlayer DS自体は合法商品です。』という流れを想定しているとなると問題です。Acekardベースであることが懸念材料なのです。
日本では恐らく販売店側が警戒して大っぴらには販売しないでしょう。
大手を振って安心してiPlayer DSを購入するには任天堂の正式ライセンスを受けてもらうしかありません。しかしそんな流れには今更なるはずありません。
ビデオマルチフォーマット再生に対応したiPlayer DSは非常に高性能なようですので楽しみな存在であると同時に、今後のマジコンの運命を決める重要な分岐点になりそうです。
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http://customxmb.blog31.fc2.com/blog-entry-567.html#more ショックです。一部の人間のおかげでこのままだと本当に終わってしまう。