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Wiiシステム更新へ Wii Sports ResortでSDカードスロット絡みの不具合

インサイドで、昨日発売されたWiiモーションプラスを使う初のゲームWiiスポーツリゾートでWii本体の更新の必要がある不具合が見つかったことを伝えていました。【情報源:iNSIDE


6月25日発売Wii Sports Resort


『Wii Sports Resort』で初回のみ流れるムービーが再度表示される不具合が発生

任天堂は、6月25日に発売した『Wii Sports Resort』において、SDカードメニューからソフトやチャンネルをプレイした後に『Wii Sports Resort』を起動すると、初回起動時のみ表示される「Wiiモーションプラスつけ方ムービー」が再度自動再生されてしまう不具合が発生していることをWiiメッセージにて伝えています。

この症状は、Wii本体システムに起因していることが既に判明していて、任天堂はこの問題を解消する為に近いうちにWii本体更新を行うこと発表。準備が出来次第、再びWii伝言板メッセージにてお知らせするとの事です。

現時点での対処法は、バーチャルコンソールやWiiウェアなどをプレイする際にWii本体に事前にコピーしてからプレイすることを呼びかけています。Wii本体から起動した際には、「Wiiモーションプラスつけ方ムービー」の自動再生の症状は発生しません。

『Wii Sports Resort』をプレイしている方で、SDカードメニュー起動でのゲームプレイを行う際は注意して下さい。


SDスロット関連の修正、と聞くと少しドキッとしますね。それにしてもどうしてSDスロットが関係してくるのでしょう。ゲーム起動時にSDカードを何らかの理由(SD/USB Loader対策?)でチェックに利用していたのでしょうか。

任天堂自身が兼ねてから今年のビッグタイトルの一つとして挙げてきた『Wii Sports Resort』と、より動き検出精度を上げるWiiモーションプラスはE3で大々的に発表したことからも分かる通りWiiの今後を占う意味での重要なポジションを担っていると考えられます。そこに来てこの不具合ですから対応も早かったようです。

ここに来てWiiの販売台数がかなり伸び悩んでいます。(下記データはVGChartzより、日本国内の販売台数)

Hardware Sales, 20th Jun 2009
DSーー 44,100台
PSPーー27,495台
Wiiーー17,978台
PS3ーー 9,545台
Xboxーー6,666台
背後にプレステ3の姿が見えて来てしまいました。

任天堂が満を持して市場に投入するWiiスポーツリゾートが、販売台数をどこまで押し上げるのかに注目です。


動画配信サービス Wiiの間チャンネル 5月スタート

Wiiの動画配信サービスがWiiの間チャンネルと命名されたことは以前お伝えしましたが、日経のITプラスで5月からサービスが開始されることを伝えていました。【情報源:日経ITプラス


任天堂、「Wii」向けに番組配信 5月から
 任天堂は据え置き型ゲーム機「Wii」に番組を配信するサービス「Wiiの間」チャンネルを5月から始めると発表した。番組の内容は放送時まで明らかにしないという。視聴料は無料にし、Wiiのネット接続機能を生かして視聴者が番組を評価できる仕組みも取り入れる。
 番組の映像は同社の携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」にダウンロードして見ることも可能。「Wiiの間」は利用者が作った自分のキャラクターがいる仮想空間にもなっており、空間内に広告を出している会社の割引クーポンをDSで受け取ることもできる。


海外サイトでは5月1日から開始と報じていました。
2009年春予定でしたからぎりぎり春でしたね。

意外だったのはDSとの連携です。確かに動画を持ち歩けてどこでも見られるのは魅力がありますね。ダウンロードしたコンテンツを自在にバックアップできるようになるのを楽しみにしています。(結局それかよ)


Wiiマイナーチェンジか CPU/GPUが65nmプロセッサに変更

DCEmuで、今年の夏に任天堂Wiiがマイナーチェンジするかもしれないという情報を伝えていました。【情報源:DCEmu


Wii getting 65nm CPU/GPU this summer?
この夏、WiiのCPU/GPUが65nmプロセッサに変更か?

We got a word from a tipster (who frequently tips off Chinese trade paper Digitimes), that Nintendo will be refreshing Wii internal hardware this summer, with 65nm versions of both its CPU and graphics chips, while clock rates would stay the same.
我々が中国業界紙Digitimesから得た証言によると、任天堂は今年の夏Wiiの内部ハードウェアを一新する模様です。CPUとグラフィックチップは65nm版になりますがクロック周波数は現行機と同じでしょう。

Currently, the IBM PowerPC based CPU is made on a 90nm process and the ATI “Hollywood” GPU is likewise 90nm. Both companies have been making 65nm chips for over a year, while ATI also has 55nm working technology as well.
現在IBMのPowerPCベースのCPUは90nmプロセスになっており、ATIの“Hollywood”GPUも同様に90nmです。両社は以前から65nmチップを製造していますがATIは55nmの技術も実現しています。

Furthermore, thanks to the new chips, the Wii is said to be “passively-cooled”, meaning it won’t require any fans.
さらには新チップのおかげで“受動冷却”と言われています。これはファン無しでも十分な冷却性能を有している事を意味しています。

Considering how cheap flash memory is these days, it would be easy to assume that Nintendo would increase the 512 MB internal flash storage as well. However, according to the source, the new version of the Wii would have no other hardware changes besides 65nm technology and new heat sinks for cooling.
最近のフラッシュメモリー相場の下落を考えると、任天堂は内部フラッシュメモリーの容量を512MBにしてくることも予想できうる話です。しかし情報元によるとWiiの新型は65nmプロセッサ技術への変更と、それに伴う冷却用ヒートシンクの改良以外にはハードウェアの変更はないというのです。

It makes perfect sense for Nintendo to go 65nm, as both Sony and Microsoft have updated their CPUs to 65nm (in Microsoft’s case, the GPU as well) and are currently working towards 45nm. Compared to 90nm, the 65nm manufacturing process not only brings lower power consumption and cooler processors, but substantially reduces manufacturing costs as well. However, as usual, there is no official word from Nintendo. Considering that the company still hasn’t released the official Wii specs, it’s unlikely that they’ll share the news of 65nm parts.
任天堂が65nmプロセッサを採用するのは筋が通った話です。ソニーもマイクロソフトもCPUは65nmですし(マイクロソフトの場合はGPUも65nmです)今は45nmに向けて研究中です。90nmに比べると65nmは低消費電力で冷却性能も高いだけではなく、製造コストも下がります。しかし毎度ながら任天堂から公式リリースは全くありません。Wiiの公式スペックすら公表していない事を考えると65nm採用自体をニュースにしないかもしれません。

We’ll only know when someone dissects their new Wii this summer.
今分かっているのは夏にこの新型Wiiを誰かが分解するだろうという事だけです。


ドライブチップも幾度となくこっそり変更していた任天堂ですからあえてニュースリリースでは公表しないと考える方が普通のような気がします。もっともドライブチップはMOD対策なので色合いが異なりますが。
夏に新型を買ったユーザーが開けてビックリ新基板、が多分オチでしょう。消費電力が異なるということならXbox360新基板Jasperの時のように箱に記載されている消費電力表示で判断可能だといいですね。

内部フラッシュ容量は変更すると新旧で動作するものとしないものの差ができてしまう可能性があるので(市販ゲームというよりHomebrewですね)現状で十分です。でもセーブデータをSDカードに待避させてくれない現実があるから増やして欲しいという要望の方が多そうですね。
夏にいきなりバラシレポートで大ニュースのパターンをご期待ください