MAXCONSOLEで、値下げの噂だけが先行しているSONYのPlaystation3についてSCEE社長のDavid Reeves氏は値下げに対して否定はしないものの今後もPS3が一番高価なゲーム機であることに変わりはないと認めたことを伝えていました。【記事】
Sony: PS3 will always remain most expensive console
ソニー:PS3は常に一番高価なゲーム機であり続ける
Sony’s David Reeves has voiced agreement that the PS3 will always remain the most expensive console. However he was quick to point out that this doesn’t mean the system won’t experience any price cuts.
ソニーのDavid Reeves氏はPS3は常に一番高価なゲーム機であり続けるつもりなのかという質問に対し、肯定する言葉を発しました。ただそれは値下げはしないという意味ではないようです。
quote:
引用文
“I think it will, yes,” said Reeves, when asked whether he would agree the PS3 will remain the most expensive console.
「それはそうなると思いますよ。だからイエスです。」
PS3はこのまま高価なゲーム機であり続けるのかという質問に対し、Reeves氏は答えました。
“I’m not saying there are going to be any price cuts at all in the short term or the medium term. I’m not saying we don’t need to do it – we are expensive. It is possible that as the cost [of manufacturing] comes down, we will be able to do it.
「短期あるいは中期的にみて絶対値下げはしない、と言っているわけではありません。さらにその必要もないなどとは一言も言っておりません。確かに我々の製品は高価です。(製造の)コストを下げることは可能で、実行もできるだろうと考えています。」
“But we’re protecting ourselves with a very hard shell to get through the next one or two years of an economic situation. If you’re experienced, you know you have to go into that mode – it’s like being an armadillo. You have to be hard, and then you will come out when the sun comes out.”
「しかしここ1〜2年は経済状況の悪化で暗い闇の時代ですから完全に固い殻にこもって防戦一辺倒になります。それこそアルマジロ並みの固い殻ですよ。それでもその殻が固ければ固いほど、夜が明けた時には一気に攻めますよ。」
世界経済が回復基調に乗るまでPS3は価格戦略による販売増を狙う気はないように聞こえます。
多数の情報源からの噂でPS3の値下げ話が出ていたわけですから、本来想定していた値下げ含めた販売戦略は存在していたと考えられます。裏読みすると経済状況悪化で計画の修正を余儀なくされたというところでしょうか。
今のソニーにはかつてのようにゲーム業界のリーダーとして市場を牽引するような力は残念ながら残っていないようです。
安直にゲーム機事業をここ数年の短期成績で判断して不採算事業扱いだけはしていただきたくないものです。
このブログでは幾度となくPS3値下げの噂話を書いていますが、徐々に希望的観測で「値下げして〜」と書きづらくなってきている内容が増えてきているのが気がかりです。