プレイステーション3がブルーレイレスにして値下げというとんでもない噂がありましたが、安心材料が出てきました。Engadget 日本版で、ソニー自身がそれはあり得ないと否定したことを伝えていました。【記事】
ソニー:Blu-rayレスPS3はありえません
ゲーマーにはある意味おなじみの技術系アナリストMike Hickey氏が「PS3値下げは数日以内に発表される可能性が高い」「BDなしの廉価版説もある」と語ってから2週間あまり。「数日以内」はヒッキー星の自転周期と地球の一日との違いと解釈するとして、「Blu-rayなし」部分についてソニーが(わざわざ) 回答しています。SCEAのマーケティングマネージャ Kim Nguyen氏がSillion Alley Insiderに語っていわく、「Blu-rayは常にPS3の一部です」。
コメントはヒッキー予測にどう反応すれば良いのか困惑した一般ユーザーとほぼおなじく、「(BDレス版は) PS3の屋台骨を折ることになる。PS3のゲームはBD用です」。まあそうですよね、というお言葉です。ソニーとしてはPS3の普及台数を数字として大きくするためならば可能なかぎりのアクロバットを検討しているであろうものの (「PS3」という名前のDVDケースとか)、現時点で開発者やパブリッシャーを説得するために必要なものが「BDゲームの走る環境」である以上、当初の筆頭機能であり美学だったPS2互換は捨てられてもドライブレスはやはり想像しづらいものがあります。
とはいえ、PSNのネットワーク配布ゲームやHome, PlayStation Storeといった方面に力を入れていること、またソニー本体の機構改革でゲーム部門トップの平井氏がVAIO, ゲーム, ウォークマン&モバイル, ネットワークサービスを統括する新グループのプレジデントに就任したこと、PSNの拡充が優先目標のひとつとして名指しされたことなどを踏まえれば、将来的にはディスク再生が主ではない端末も不自然ではありません。Cell TVが大ヒットして東芝がCellを安く売ってくれるようになり、当初目論みのとおりテレビもレコーダも片っ端からCellで動くようになれば、あるいはPS3フォーマット互換のBDレス家電やアプライアンスも安く登場してくれるかもしれません。
そりゃそうでしょう。以前も同じことを書きましたがUMDのないPSPとは訳が違います。ましてや大容量ゲームをダウンロード販売なんて…
至極当然の話なのでこれ以上突っ込みどころはありませんが、値下げはちゃんとしてくださいね、ソニーさん。