任天堂が、Nintendo Switchの本体のシステムを更新するNintendo Switchのシステムバージョン 16.0.3_rebootlessをリリースしていました。
前バージョンの16.0.3から約3週間でのアップデートになります。再起動不要のrebootlessなので、ベースは16.0.3から変わらずデータだけを更新したものです。
したがって公式発表はありません。
Sysupdate detected for Switch: https://t.co/ZCIVPvSVym
— ylws8bot (@ylws8bot@infosec.exchange) (@ylws8bot) May 30, 2023
hac reportによると、タイトルの*infoファイルが有効になり、システムモジュールのSwIPC-generationタスクというものが開始された、となっています。まだリリースされたばかりですので具体的な調査はこれからですが、再起動不要アップデートなので今までと同様ならAtmosphereの起動には影響ないと思われます。
[追記]
OatmealDome氏が解析した結果、中身はNGワードリストの更新で、16.0.2で日本語のNGワードリストに追加された「adhd」という発達障害の概念のひとつで注意欠如・多動症の医学用語が削除されたようです。adhdについて私は「病名なので医学用語に当たりますが、それをNGワードにしていいものなのか少し疑問を感じます。」と書きましたが、結局削除されたところを見ると、NGワード指定は適切では無かったと判断されたことになります。