PS5 Pro 大幅スペックアップで2024年までに発売との噂

wccftechで、PlayStation 5の高性能版PlayStation 5 Proはベースモデルに対してパフォーマンスとスペックが大幅に向上するとの情報を伝えていました。

PS5 and PS5 Degital Edition

今回の情報はゲーム機含むコンピュータのハードウェアのニュースを伝えるRedGamingTechという、2011年から動画を投稿しているチャンネル登録者数9.6万人のYouTubeチャンネルの動画が情報原となっています。

極論するとRedGamingTechで「そう言ってた」レベルでしかないので憶測レベルの噂に過ぎない可能性もあります。ご注意下さい。

RedGamingTechの持つ情報によると、PS5 Proは2023年末ないしは2024年に発売され、レイトレーシングやパフォーマンスといった様々な技術がベースモデルに対して改良されるようです。具体的にはレイトレーシングで2.5倍の性能、パフォーマンスで2倍という数字が出てきています。この高性能化はPlayStation VRタイトルでもより良いゲーム体験をもたらします。

PS5 Proのより進化した技術というのは、ちょうど先週発表されたAMDのFSR 2.0(FidelityFX Super Resolution 2.0)(AMDの超解像とアンチエイリアシング技術により大幅に画質が向上)とは別でソニー独自の技術を用い、システム自体もTSMC(半導体を製造する台湾の企業)の5nmプロセスとZen 4コアによりハイパフォーマンスを実現するようとされています。一方で現在Appleが開発していると言われているM1チップの後継版M2チップに使われる4nmプロセスになるとの情報も出てきているとRedGamingTechでは説明しています。

これとは別に、TweakTownではSIEが正体不明な複数の”コンソールプロトタイプ”を米国に出荷したとの輸入記録が見つかったとの情報を伝えています。カリフォルニア州オークランドに何千台もの開発キットが出荷されたそうです。この開発キットはソフトウェア開発者向けPS5システムの可能性が高く、PSVR2の開発機ないしはPS5 Proの初期ユニットかもしれないとしています。

もしこの正体不明の開発機がPS5 Proだと仮定すると、タイミング的に今回のRedGamingTechの情報が出てきたタイミングとシンクロしている可能性は否定できません。PS5 Pro発売に向けてSIEが準備に入った可能性があります。

SIEは旧モデルのPS4でも高性能版となるPS4 Proをモデルサイクル後半に発売していますのでPS5にも当然PS5 Proを用意する可能性が高いことに疑問は感じませんが、世界的な半導体不足の影響で発売から1年半近くになろうとしているPS5はいまだに供給不足で普通に店頭には並ばず抽選販売が行われています。

NVIDIAやAMDは2022年の年末頃までには半導体不足は解消するとの見通しを示していますが、その後に発生したロシアのウクライナ侵攻で半導体生産に必要な希ガスやレアメタルなど原材料の一部にロシアやウクライナへの依存度が高いものがあるため半導体不足に拍車がかかるとの懸念が出ています。

PS5 Proの発売は本来需要が一巡して落ち着いたライフサイクル後半を目標にしていたはずですが、供給不足でライフサイクルの計算が当初の計画通り行かなくなる可能性があります。それでも2024年までに高性能Proモデルを発売するのであればPS5の供給不足が完全に解消したタイミングは必須です。果たして計画通り行けるのでしょうか。

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