PSXHAXで、Znullptr氏がPS5の4.03に存在するカーネルexploitを使ったJailbreakの実現を示唆するツイートをしていたことを伝えていました。
Znullptr氏が公開したのは下記ツイートです。
— Z (@Znullptr) January 15, 2022
PS5システムソフトウェアアップデート バージョン21.02-04.03.00(4.03)はビルド日が2021年10月13日でした。Znullptr氏がツイートした写真はそのビルド日をPS5の画面に表示しているものだと思われます。
この文字表示をどのようにして出せたのかというのがポイントで、普通に考えればカーネルアクセスしてビルド日のテキストデータを持ってきて画面表示、つまり文字はファームウェアのビルド情報に過ぎませんが内容的には”Hello World”、つまりPS5のカーネルにアクセスして任意のコードの実行に成功したということになります。
PS4 9.00のカーネルexploit pOOBs4はexFATの脆弱性を利用したものですが、同じ脆弱性はPS5にも存在し、21.02-04.50.00(4.50)で対策されたとされています。つまり有効なのは21.02-04.03.00(4.03)です。
Znullptr氏は特段言及はしていませんが、PS5のexFATの脆弱性を利用した、PS5初のJailbreakとなる可能性が出てきたことになります。
一方で、PS4と異なりPS5はまだJailbreakするノウハウがないため開発には時間がかかります。そのためにリリース日については全く言及がありません。
PS5については現時点の最新ファームウェアは21.02-04.50.00(4.50)で、21.02-04.03.00(4.03)はその一つ前のバージョンになります。今月1月中にPS5システムソフトウェアアップデートのリリースが確定していますので、まもなく21.02-04.03.00(4.03)は2世代前のファームウェアとなります。
なお、ビルド日が「カーネルアクセスして」とか「任意のコードの実行」というのはかなり希望的憶測モリモリですので、その辺りは適当に差し引いて下さい。