SIEJAが、PlayStation 4 システムソフトウェア バージョン9.00をリリースしていました。
前バージョンの8.52から3ヶ月弱でのアップデートになります。9月15日配信が予告されていたPS5のアップデートの際同時リリースが予告されていたバージョンです。
公式発表の変更点は以下です。
バージョン9.00
更新された主な機能PS5ゲームのトロフィーを閲覧できるようになりました。
- (トロフィー)で、トロフィーのリストにPS5ゲームで獲得したトロフィーも表示されるようになりました。
- プレーヤーのプロフィール画面で、[ゲーム]タブを選択した時に、PS5ゲームのトロフィーも閲覧できるようになりました。
メッセージで以下の変更を行いました。
- グループのオーナーが、グループを削除できるようになりました。グループを削除するには、オプションメニューを開いて[グループを削除する]を選びます。削除すると、すべてのグループメンバーがそのグループを利用できなくなります。
- 他のプレーヤーをブロックした時に、そのプレーヤーとあなただけのグループを退出するオプションが追加されました。グループに他のプレーヤーも参加している場合は、パーティーから退出しません。
更新されたその他の機能
iOS/iPadOSおよびAndroid用のPS Remote Playアプリで、モバイルデータ通信経由でPS4に接続できるようになりました。 ペアレンタルコントロールで以下の通知機能を追加しました。
- お子様が特定のゲームでコミュニケーション機能を使うことをリクエストしたとき、保護者の方はPS4本体やPlayStation Appで通知を受け取られるようになりました。
- 保護者の方が特定のゲームでコミュニケーション機能を使うことを許可、拒否、または取り消したとき、そのことがお子様にも通知されるようになりました。
新製品やお得なキャンペーンなどの情報を、PS4のお知らせまたはEメールで受け取るかどうかを選択できるようになりました。[設定]>[アカウント管理]>[アカウント情報]>[連絡設定]で設定できます。
日本のps4-updatelist.xmlはまだ8.52のままですが(そのうち更新されるはずです)、USのps4-updatelist.xmlによるとビルド日は9月1日となっています。
トロフィーでPS5との連携が強化されたこと、グループ機能の強化、モバイルのPS Remote Playアプリでモバイルデータ通信環境下でのリモートプレイ対応といったところが目玉でしょうか。たいしたことないといえばその通りです。
最も気になるのは、CTurtE氏のカーネルexploitです。CTurtE氏にHackeroneから1万ドルの報奨金獲得の連絡があったのは8月19日です。
8月23日の時点でベータプログラムの9.00がバージョン3.00へアップデートされ、最終的に9.00は9月1日にビルドされていますから、時系列的にもCTurtE氏のカーネルexploitは残念ながら9.00で対策されていると考えた方が良いと思います。
したがってPS4のJailbreakは今後進展したとしても8.52までとなります。現時点でアップデートしていなければPS4はすべて最大でも8.52のはずですので、必要に迫られていないのであればアップデートは控えた方が良いかもしれません。