GitHubで、 KuromeSan氏がWindows PCをPS5のプロキシサーバーとして利用することで、マニュアルのページしか表示できないPS5を任意のURLにリダイレクトさせることができるプロキシサーバーアプリケーションPS5Prxy 0.2をリリースしていました。
My first ps5 release, lol its a program that runs a proxy server to redirect "https://t.co/6ufWlcMeX0" to whatever tf u want, https://t.co/vDid8uKwU5
plz let me know if it actually works xD
— Siliccan (@siliccan) November 16, 2020
PS5向けの初リリースです。プロキシサーバーを実行してmanuals.playstation.netから希望するところへリダイレクトするプログラムです。
PS5にはウェブブラウザ専用アプリが存在せず、マニュアル内のリンクでウェブアクセスはできる仕組みはあるものの、任意のURLへのアクセスはできません。一方でアカウントをツイッターと連携させる際のバックドアを利用すればツイートリンクから任意のURLへアクセス可能であることも分かっています。
KuromeSan氏のPS5Prxyは、PS5をプロキシサーバーとして稼働している同一ローカルネットワーク上にあるWindows PCに接続し、Windows PC経由でインターネット接続する際にmanuals.playstation.netの代わりに任意のURLへリダイレクトしてしまおうというものです。具体的にはmanuals.playstation.netをps5.htmlというhtmlにリダイレクトさせており、ps5.html自体はURL入力ウィンドウを開くスクリプトを走らせるようになっています。
使い方はPS5Prxy.exeをインターネットに接続したWindows PCで起動し、PS5のプロキシ設定でWindows PCのローカルIPアドレスとポート8080を設定するだけです。
PS5単体でツイートリンクへアクセスする方法の方がPS5単体でできるので楽な気もしますが、それはそれで面倒な部分もあるので一長一短と言ったところでしょうか。
なお、現在PS5のブラウザを使いこなすための方策だけでシーンが盛り上がりを見せていますが、肝心のWebkit exploitはまだありませんし、カーネルexploitも見つかっておりません。
[追記]
HTTPレスポンスヘッダーに関する修正をしたPS5Prxy 0.3がリリースされています。