ゲーム専用機でLinuxと言えば、あるときはハッキングの目的だったりする程切っても切り離せないものです。
意味深に「PS VitaでLinuxを動かしてみる」なんていうタイトルを付けるとまるで格が上がったかのような印象を受けますが、なんてことはない、ちょっと前に話題になった(このブログでは特に話題にしていませんけど)JavaScriptで動くLinuxです。そいつを偶然PS Vitaで動かしてみただけという非常に浅はかな内容の記事です。
普段ほとんどLinuxにはお世話にならないのですが、以前PS4のブラウザでLinuxを起動させるみたいな話題が出ていたGBATempのトピックをふと思い出し、ちょっと調べてみました。
Javascriptで動くLinuxはブラウザ内で動作させることができるというもので、ちょっと調べただけで2つも出てきました。
・jslinux: Javascript PC Emulator – Fabrice Bellard
・jor1k: OpenRISC OR1K Javascript Emulator Running Linux With Network Support
jor1kはVitaでアクセスしてみましたが、どうも上手く動かないようです。jslinuxも最初は上手く動かなかったのですが、YouTubeアプリを終了させてみろとVitaに促され、裏で動いていたYouTubeアプリを終了させたところ動作させることができました。
このように促されます。もうサポート終了するYouTubeに妨害されるとは…
そして見事起動です。通信環境にもよると思いますが、かなり待たされました。ほっとくとVitaがスリープに入ってしまいます。スリープ中は動作が中断されるので余計に時間がかかります。スリープしないようにしても3分くらいかかります。
コマンド入力はオンスクリーンキーボードが出てこないのでで文字入力ができません。オンスクリーンキーボードでなければ上手く行きそうな感じはします。
基本的にはPCのブラウザで使うことを想定しているはずなので仮に使えたとしても実用性には疑問符が付きそうですが、ブラウザでできることは結構幅広いのでVitaには楽しみ方が多いと考えて良さそうです。
Javascriptで疑似実装できるんだからWebkit ExploitならuClinuxぐらい…(そんな無茶な