任天堂が、Nintendo Switchの本体のシステムを更新するNintendo Switch システムバージョン 20.0.0をリリースしていました。
前バージョンの19.0.1_rebootless43から3ヶ月強、ベースとなる19.0.1からは半年ぶりのアップデートです。
Nintendo Switchのシステムバージョン20.0.0の配信を開始しました。「バーチャルゲームカード」の機能などを追加しました。 https://t.co/MKH43BR421 pic.twitter.com/PB3tA6l8Mh
— 任天堂サポート (@nintendo_cs) April 30, 2025
公式発表の変更点は以下です。
●HOMEメニューに以下の機能を追加
・バーチャルゲームカード
・おすそわけ通信
※バーチャルゲームカードの導入に伴い「いつもあそぶ本体」の仕組みを廃止し、「特定ソフトの利用券を共有できる本体」に名称と役割を変更
●「マイページ」→「ユーザー設定」に以下の項目を追加
・本人確認の設定
・オンラインライセンスの設定
●HOMEメニューの「ニンテンドーeショップ」「ゲームニュース」のアイコンの色変更
●「セーブデータの引っ越し」で複数のセーブデータを選択して一度に引っ越し
●「設定」→「本体」に「Nintendo Switch 2 へまるごと転送」の項目を追加
●一部のユーザーアイコンの見た目を更新
明らかにNintendo Switch 2の準備に向けたメジャーアップデートです。
Atmosphereはアップデートするまで動作しません。SciresM氏はアップデート作業に取り組むことを告知しています。
This is a major update, so Atmosphere will be broken until updated.
Thank you all for your patience! https://t.co/fyABt5D4vF
— Michael (@SciresM) April 30, 2025
Nintendo SwitchにはファームウェアをメジャーアップデートするときにeFuseを焼き切る仕様になっています。eFuse(eヒューズ)は電子的にプログラム可能なヒューズのことで、ソフトウェアによって焼き切る(切断する)ようになっています。
Nintendo Switch SoCのTegra X1プロセッサの内部レジストリであるFUSE_RESERVED_ODM7をブートローダーがチェックすることでダウングレードをブロックするアンチダウングレード機能として使われています。
sthetix氏によると、20.0.0では全部で32個あるeFuseのうち21個目を焼き切りました。AtmosphereやHekateなども20.0.0に対応させる更新をするまでは起動できません。開発者の対応待ちとなります。
The new official firmware for the Nintendo Switch adds some new icons to the dashboard.
And they updated the fuse count to 21
Currently, there are no new updates for AMS or Hekate and the HATS. Do not upgrade!
Let’s wait for the developers to update their tools. pic.twitter.com/7qHbMyDnWu
— sthetix (@sthetixofficial) April 30, 2025
HekateやAtmosphereなど自分に必要なものが20.0.0に対応するまではアップデートは控えるのが吉です。