Gamerantで、任天堂はSwitch 1のゲームをSwitch 2向けにアップグレードしたバージョンを用意する可能性があると伝えていました。
Switch 2の発売タイミングに合わせ、任天堂はダウンロード版ゲームをファミリー登録者のみですがリアルなゲームカードと同じように扱い、貸し借りができるようにするバーチャルゲームカードに変更します。
ニンテンドーアカウントを介して貸し借りをするので常に任天堂の監視下においてのみという条件は付きますが、別のアカウントとゲームを共用できるようにする仕組みは画期的です。
このバーチャルゲームカードに関する任天堂の説明文から、Switch 1のゲームをSwitch 2向けに高画質化したバージョンへのアップグレード(プレイできるのはSwitch 2のみに変わる)ができるのではないかと話題になっています。
アメリカのVirtual game cardsのページには、以下の表記があります。
Compatible systems must be linked to a Nintendo Account to use virtual game cards. Nintendo Switch 2 exclusive games and Nintendo Switch 2 Edition games can only be loaded on a Nintendo Switch 2 system.
バーチャルゲームカードのご利用には対応システムがニンテンドーアカウントに紐づけされている必要があります。Nintendo Switch 2専用ゲームとNintendo Switch 2エディションゲームはNintendo Switch 2でのみロードすることができます。
「Nintendo Switch 2専用ゲーム」は文字通りNintendo Switch 2専用ですが、もう一つの「Nintendo Switch 2エディションゲーム」はSwitch 1のゲームをSwitch 2向けにしたバージョンと言う意味と取れます。つまり、Switch 2でしかプレイできないSwitch 1ゲームのアップグレード版です。
Nintendo Switch 2はNVIDIAのDLSS(ディープラーニング スーパー サンプリング: 「映像の忠実度をまったく新しいレベルに引き上げる画期的なAIレンダリングテクノロジ」)を採用していると言われていますので、Switch 1のゲームを普通に起動してもある程度高画質化されると受け取りたいところですが、もしかするとSwitch 1ゲームはSwitch 2でプレイしても後方互換はオリジナルの画質のままで、DLSSの効果を得るにはアップグレード料金を払いバーチャルゲームカードを「Nintendo Switch 2エディションゲーム」にする必要があるのかもしれません。
一方で日本のバーチャルゲームカードのページには実は同様の表記がなく、唯一それっぽいのが
Nintendo Switch 2 ソフトはNintendo Switch 2 にのみセットできます。
のみです。
日本の場合はアップグレードというニュアンスの表記は見当たらず単にSwitch 1でSwitch 2のバーチャルゲームカードは使えませんよという注意喚起となっています。
同じハードウェアで性能が異なるのは考えにくいので、日本でSwitch 1ゲームでDLSSの効果を得るにはアップグレードではなく、ユーザーとしては全く嬉しくないですがSwitch 1ゲームのSwitch 2版を別途購入、ないしはSwitch 1は後方互換プレイのみで高画質化はされないよという戦略の違いがあったりするのかもしれません。