TheFloW氏らが発見したPS5のリモートプレイ専用デバイスPlayStation Portalへ任意のapkファイルをインストールして起動できてしまう脆弱性が実用化されない可能性が出てきてしまいました。
TheFloW氏らが発見したPS5のリモートプレイ専用デバイスPlayStation Portalへ任意のapkファイルをインストールして起動できてしまう脆弱性はファームウェア2.06で修正されました。
いずれ脆弱性はその内容が明らかになり、バージョン2.05以下のPlayStation Portal限定にはなりますが実用化されるはずでした。
が、そんな日は来ないかも知れません。
なぜこんな流れになるのかと思わずには居られません。TheFloW氏のXの投稿をみて驚きました。
Y'all don't realize that all the recent ps4/ps5 jailbreaks are only possible because I reported vulnerabilities? https://t.co/evGUC0hs2J https://t.co/mkNZOSjrOL
— Andy Nguyen (@theflow0) April 4, 2024
最近のPS4/PS5のJailbreakは私が脆弱性を報告したからこそ実現したことを分かってないんですかね?
I guess from now on I'll keep them all private like other people :)
— Andy Nguyen (@theflow0) April 4, 2024
今後は他の人達と同じように全部非公開にしておくことにすると思います。
XのTheFloW氏のポストを追っていくと分かりますが、smashJTという人物がTheFloW氏に「コミュニティに自慢だけしてソニーに報告して対策させた」としてTheFloW氏を一人で批判しています。
smashJT氏について調べたところ、Xで3000人近くのフォロワーがいるブロガー兼YouTuberで、Xだけでなく彼のブログやYouTubeメディアでもTheFloW氏批判を繰り返しています。
smashJT氏の主張は、今回TheFloW氏が公表した脆弱性は単にPSPエミュレータを動かしただけ、ソニーに告げ口することでコミュニティが脆弱性を利用できないようにしたのだというものです。今回のTheFloW氏の行動はコミュニティで議論を引き起こしているとしていますが、私からすれば何故そこに噛みつきたがるのか理解できません。
誤解を恐れずに敢えて言いますが、smashJT氏の言ってることは自分が発見した脆弱性を無断でソニーに報告された人の文句なら分かります。ハイレベルな自己正当、まるで自分がコミュニティの代弁者かのような態度を取っています。
Xで粘着して自分のブログでもTheFloW氏のせいでPlayStation Portalがハックできなくなったと噛みついているのはsmashJT氏一人です。そりゃそんな粘着されたらTheFloW氏ではなくても嫌になるわな、と感じます。
ということで、PlayStation Portalのハックは非公開のまま終わるかも知れません。PlayStation PortalだけでなくPS5のJailbreakについても実績多数のTheFloWはもう表に出てこない可能性が否定できなくなりました。