yuzu開発チームが、Nintendo SwitchエミュレータyuzuのAndroid版を公開したことを発表していました。
yuzuはGoogle Playストアでyuzu Emulatorとして配布されていますが、Google Playストアへアクセスしても私のAndroidではエラーで表示されませんでした。Android 9ではダメなようです。現状ではAndroid 11以降とVulkan拡張機能が必要です。
現在はまだ初期リリースということでマルチプレイヤー機能のようなPC版にはある機能がまだ実装されていなかったりします。当面はAndroidに最適化することに注力したためだそうです。 Androidのハードウェアでエミュレーションを実行するには課題が多いということでしょう。
yuzuは当初からマルチプラットフォームのサポートを目指し進化を遂げてきましたが、これまで移植してこなかったAndroid版を先送りすればするほどyuzuの開発進化に追いつけなくなり移植が困難になることから今回のリリースに至ったようです。
他のプラットフォームとは異なり、Androidの場合ハードウェアのバリエーションが多いため互換性やパフォーマンスにばらつきがあります。将来は動作の最低要件を明確にしたいそうですが、現状動作にはAdreno GPUを搭載したQualcomm Snapdragon SoCが必要となっています。
かなりハイスペックな環境が要求されそうですが、WindowsやLinuxだけでなくモバイルデバイスでもyuzuがプレイできるようになることはユーザーの裾野を広げることになります。
Android向けオープンソースSwitchエミュレータ Skylineが開発中止になった今、Skylineのベースになっていたyuzuの公式Android移植は歓迎されるでしょうが、同時に任天堂の法的措置のターゲットになるリスクも増大します。
これは任天堂法務部が確実に動く案件ですね。
yuzu自体が潰される可能性があるのになんで公開した・・・