CTurtE氏 PlayStationハッキングシーンから引退を表明

ツイッターで、CTurtE氏がPlayStationハッキングシーンからの引退を表明していました。

CTurt

CTurtE氏は最近ではPS5/PS4でPS2のバックアップゲーム起動を可能にするmast1c0reを発表した他、Hackeroneで報奨金を多数回受け取ったりPlatStation 2で内蔵DVDプレーヤーに存在する脆弱性を利用したFreeDVDBootを発表するなどPlayStationシーンでの活躍が目立ちますが、任天堂関係で『森田将棋64』を使ってNINTENDO64でリモートコードを実行するshogihaxを発表したりしてきた開発者です。

そんな彼が、理由は定かではありませんがPlaySationのハッキングシーンから引退することになりました。主にPlayStationシーンで活躍していたので本人はそう表現していますが、基本的にはあらゆるハッキングシーンの一線を退くのだと思います。

いろんな理由があって、PlayStationハッキングシーンから引退することにしました。

何年にもわたってハッキングという趣味を通じて素晴らしい人たちに出会えたことに、そしてセキュリティキャリアを高められたことにとても感謝しています。

CTurtE氏本人は脆弱性の情報を公表するのみで、それをPlayStationシーンメンバーが応用するという流れが多かったです。TheFloW氏の影響も大きいので一概にそうとも言えない面もありますが、CTurtE氏がいなければPlayStationシーンが今の状態にはなっていなかったかもしれません。

ハッキングシーンの歴史は「引退表明」→「復活」の例が数多くあるのでいつかCTurtE氏の名前をまた聞くことになるかもしれませんが、これまでの貢献度は絶大なのでまずは「今までおつかれさまでした」ですね。

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