Marikoでの不具合修正 Atmosphère 0.20.1

GitHubで、SciresM氏がFusée Gelée(NVIDIA Tegraプロセッサの脆弱性を利用し起動時に任意のコードを実行するcoldboot exploit)を利用したりModチップを利用したりすることで起動することができるNintendo SwitchのカスタムファームウェアAtmosphère 0.20.1をリリースしていました。

Atmosphere_banner

Atmosphere 0.20.0についてNintendo Switch Liteで使用した際スリープから復帰したときにパフォーマンスが大幅に低下する不具合が見つかったことからSciresM氏は修正すると告知していました。Atmosphere 0.20.1はその修正版となります。ただ、LiteのみならずMariko全般らしいです。いずれにせよ事実上Modチップユーザーのみが影響を受けていた不具合です。

Marikoでスリープから復帰したときにパフォーマンスを劣化させてしまっていたバグを修正しました。もし影響を受けていたなら、深くお詫びいたします。

なお、注意点もあるようです。

0.20.1へアップグレードする際はfusee-primaryのアップグレードも忘れないようにしてください。ちなみにバグ修正に合わせて変更されているからです。

Marikoの場合、スリープから復帰時にMTCというものの周波数が1600MHzではなく1599.999MHzのためEMCマネージメントコードがRAMの初期化に失敗しおかしな状態になってしまっていたようです。

なお、署名パッチについては
・TeJayH氏がpatches(sigpatch) 12.1.0-0.20.1をリリース
・THZoria氏がpatches 1.1.2(Sigpatch 0.20.1 FW 12.1.0)をリリース
しています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする