GitHubで、SciresM氏がFusée Gelée(NVIDIA Tegraプロセッサの脆弱性を利用し起動時に任意のコードを実行するcoldboot exploit)を利用して起動することができるNintendo SwitchのカスタムファームウェアAtmosphère 0.19.5をリリースしていました。
昨日リリースされたばかりの12.1.0をサポートしたAtmosphereです。SciresM氏はやっぱり仕事早いです。無理してないですかね。
Happy June 15th! Atmosphere 0.19.5 has released: https://t.co/SrZCw6gpbN
Support was added for 12.1.0, some minor bugs were fixed, and we finally got layeredfs support for newer games using ProgramIndex APIs.
I hope you all enjoy! :)
— Michael (@SciresM) July 6, 2021
12.1.0のサポートと、マイナーなバグの修正です。そしてProgramIndex APIを利用した最新のゲームをサポートするためのLayeredFSのサポートです。
最も大きな変更点は、システムモジュール、システムデータ、アプレットなどが更新された12.1.0への対応です。そして7.0.0以降のAPIを使った特定のゲームに対応できていなかったのですが、今回のLayeredFSで「100%サポート」とされています。
マイナーなバグの修正というのは、Reboot to PayloadのnroをアップデートすることでOSが再起動前に状態を保存できるようになったことやdns.mitmの動作が上手くいかない不具合の修正などです。
また、署名パッチですがTeJayH 氏がまずpatches(sigpatch) 12.1.0-0.19.5をリリースしていました。THZoria氏とeXhumer氏の署名パッチは7月7日の午前2時現在まだリリースされていません。
CTCaer氏がNintendo Switch向け多機能ブートローダーとなるbootloader/package1のリプレイスペイロードhekate v5.5.8 & Nyx v1.0.5をリリースしました。2時の時点ではなかったのですが、2時18分に見たら公開されていました。12.1.0のサポートと、Nyx v1.0.5ではSandiskのeMMC デバイスヘルスリポート解析のサポートなどが変更点です。
Switchシーンの対応早すぎです。
[追記]
THZoria氏が2時過ぎのちょうど記事をアップした頃にSigpatch 0.19.5 FW 12.1.0をリリースしていました。