GBATempで、Team XecuterのNintendo Switch向けMODチップのクローンが中国のフォーラムで話題になっていることを伝えていました。
Team Xecuter主要メンバーが逮捕されて以降、このブログでは何度も彼らが開発した有償のSX OSを使い続けることは諦めなさいと言い続けてきました。SX OSはSwitchのファームウェアアップデート毎に更新が必要なのに、肝心の更新作業をする人材が逮捕されて存在しないからというのがその理由ですが、MODチップであるSX Core/SX Liteに関しては物理的に入手不可能になるだけなので特に言及してきませんでした。
が、ここに来て事態が大きく動きました。いや、大きくはないな。中国4000年の歴史からすれば過去に何度も繰り返されてきたことがSX Core/SX Liteにも起こっただけです。そう、Team XecuterのMOCチップSX Coreのクローンが発売されるというのです。
今回の話は中国のフォーラムの内容がGBATempで話題に鳴った形です。クローンはTaobao(淘宝)で179ドル(米ドルだとすると日本円で2万円)というぼったくり価格(そもそもオリジナルは50ドル程度)だそうです。DRMがあるのでSX OSは起動できずAtmosphere専用だそうです。
写真も掲載されていました。写真から察するに、SX LiteではなくSX Coreのクローンです。
写真に記載された中国語の意味は
紅框中的部分、tx芯片没有、日期是2021/04/05
赤枠のところはTXチップにはない。日付が2021年4月5日になっている
背面没有洞、tx芯片是有洞的
背面には穴はなく、TXのチップには穴がある
です。
確かに本物には印字されていない、穴がないというのが分かります。
クローンにはHWFLYという表記があるので追っかけてみたところ、なんとHWFLYというサイトが存在し、思いっきりクローンを発売したことを堂々と公表していました。
HWFLYは
- SXチップをコピーして製作した
- チップの名前はHWFLY。製品としてはHWFLYとHWFLY PROの2種類。
- オリジナルとは異なりHWFLY PROにはFPGAとMCU書き込みインターフェースを追加。目的は研究開発。海賊版起動不可。
- ノーマルのHWFLYにはFPGAとMCU書き込みインターフェースがない。
価格がMYR(マレーシアリンギット)なので中国ではなくマレーシアで作られているのかもしれません。
ノーマルのHWFLYがMYR 644(日本円で約17000円)
HWFLY PROがMYR 844(日本円で約22500円)
です。高!Switch Lite買えるじゃん!!
HWFLYはErista(初期型Switch)だと違法コピー起動ができてしまうのでEristaはサポート対象外という記載がありました。どうやってサポート対象外にしているのか分かりませんが、Team Xecuterが逮捕された事実がある限り違法コピー起動不可としておかないと警察と司法が即座に動くので当然の対応と言えるでしょう。とはいえ、結果は同じかもしれません。手は出さない方がいいでしょう。
スイッチの改造フォーラムでSXCOREに似たこのMODチップを使って
最新FWに対応したSXOS(の様な物?)の話題が少し盛り上がってますね
OSが1.10となってましたが、有志たちの手で、色々付けくわえられた機能があり
あれやこれやと、違うVerのが出てるようですね
MOD自体が高いのが微妙ですが、OS自体が色々選択できて、個別に対応できるとなると
SXのそれとはまた別に面白そうではありますね