GitHubで、SciresM氏がFusée Gelée(NVIDIA Tegraプロセッサの脆弱性を利用し起動時に任意のコードを実行するcoldboot exploit)を利用して起動することができるNintendo SwitchのカスタムファームウェアAtmosphère 0.14.3をリリースしていました。
Happy June 15th! Atmosphere 0.14.3 has released: https://t.co/XAgjhx9Exg
Support was added for 10.2.0.
I hope you all enjoy! :)
— Michael (@SciresM) September 15, 2020
SciresM氏は10.2.0サポートとしかツイートしていませんが、これマジです。
GitHubにも
・10.2.0サポート
・ユーザー体験強化のための全体的なシステムの安定性向上(ほぼ定型文なので、通常は変更内容として特記べきレベルではない)
と書かれています。
驚くべきはその開発スピードです。
今日の出来事を時系列で並べてみます。
まず、yellows8氏のbotがファームウェアのアップデートを検出してツイートします。(午前9時5分)
Sysupdate detected for Switch: https://t.co/3RyD70AvYB
— ylws8bot (@ylws8bot) September 15, 2020
任天堂が10.2.0配信告知をツイートします。(午前9時21分)
Nintendo Switchのシステムバージョン10.2.0の配信を開始しました。更新内容についてはこちらをご覧ください。 https://t.co/wbz9bxIJfR
— 任天堂サポート (@nintendo_cs) September 15, 2020
GitHubでのコミット開始(午前10時12分)
Atmosphère 0.14.3の公開(午前10時30分)
SciresM氏がツイッターでAtmosphère 0.14.3リリース告知(午前10時31分)
Happy June 15th! Atmosphere 0.14.3 has released: https://t.co/XAgjhx9Exg
Support was added for 10.2.0.
I hope you all enjoy! :)
— Michael (@SciresM) September 15, 2020
アップデートの存在をキャッチしてからAtmosphèreリリースまで1時間半を切ってます。ソースコードを見る限りファームウェアアップデート時の対応はある程度パターン化してあるようですので、機能追加をしないのであれば1時間半あれば全世界に向けてカスタムファームウェアをリリースできる体制は整っているようです。
10.2に更新後こちらの記事からファイルをダウンロードして
ペイロード送信したのですが送信完了になっても
Switchの画面が真っ暗なままです。
考えられる原因とかわかりますか?