ABCニュースが、大阪にあるユニバーサル・スタジオ・ジャパンに新たにオープンする任天堂のキャラクターやゲームの世界観をテーマにした新エリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」のオープンを秋以降に遅らせることを決めたと伝えていました。
「スーパー・ニンテンドー・ワールド」は東京オリンピック(2020年令和2年7月24日〜8月9日)前までに開業と発表されていました。
そのオリンピックの延期に伴い、いや、失礼しました、オリンピックは関係ありませんでした。関係者によると、新型コロナウイルスの感染状況をふまえ、開業を秋以降に遅らせることを決めたようです。
USJは現在も新型コロナウイルス感染対策として入場制限を行いながらの運営をしており
・年間パスあり(関西2府4県在住者以外は自己責任)
・関西2府4県在住で、各種スタジオ・パス購入者
しか入場できません。
そんな中でもスーパー・ニンテンドー・ワールドオープンへの準備は着々と進んでいたようですか、オリンピックが実施されるはずだったらオープン予定日くらい発表されていてもおかしくない時期を過ぎても何も発表されないので、こりゃオープン延期だなと誰もか思っていたでしょう。
まだ正式発表こそないものの、既存のメディアが延期の情報をつかんだのであれば間違いなくスーパー・ニンテンドー・ワールドオープンは延期でしょう。
ただ、オープン予定時期について「秋以降」となっているところにUSJ側の苦悩が読み取れます。
スーパー・ニンテンドー・ワールドの工事や調整が新型コロナウイルスによる緊急事態宣言を受けて遅れていたことは想像に難くありません。最速時期となる秋というのは緊急事態宣言期間の影響で遅れた分を取り戻すために必要な期間なのではないでしょうか。
また、スーパー・ニンテンドー・ワールドオープンで人がUSJに押し寄せるのは間違いありません。そこで3密回避を迫られる状況だと、仮に工事が完了していたとしてもオープンはそもそも難しいのではないでしょうか。そのあたりが秋「以降」と言う表現に表れているように感じます。
USJはもともとオリンピックが延期されるという可能性を全く考慮せず「東京オリンピック前までに開業」と発表していましたから、少なくともオリンピックか1年以上先である今、逆に予定より早くオープンするかも知れないのだという期待に胸を膨らませましょう。
[追記]
bloombergによると、既に工事自体はほぼ終わっている模様です。コロナウイルスの感染状況を見極めているということでしょうか。