PlayStation.Blogで、6月5日(金)に予定していたPlayStation 5の映像イベントを延期すると発表していました。
6月5日(金)に予定しておりましたPlayStation 5の映像イベントを延期することにいたしました。世界中のゲーマーの皆さんが、PS5のゲームのお披露目を楽しみにしていただいていたことと思いますが、昨今の世界情勢を鑑み適切なタイミングではないと判断いたしました。皆様のご理解のほど、よろしくお願いいたします
先月末に6月5日(金)の午前5時に映像イベントを配信すると発表したばかりのSIEが突然のイベント延期発表です。延期後のスケジュールについては公表されていません。
日本だけではなく全世界向けに発表されています。
ただし、日本だけ発表時間が遅いことが分かります。
北米: 6月2日3:36am
— PlayStation (@PlayStation) June 1, 2020
日本: 6月2日9:30am
— プレイステーション公式 (@PlayStation_jp) June 2, 2020
欧州と英国のPlayStationアカウントは北米のツイートをリツイートしていました。
実は延期発表前に、北米のアカウントが次の画像を掲載しています。
We denounce systemic racism and violence the Black community .
We will continue to work towards a future marked by empathy and inclusion and stand with our Black creators, players, employees, families, and friends.#BlackLivesMatter
私達は、黒人社会への人種差別と暴力を非難します。
私達は黒人のクリエイター、プレーヤー、従業員、家族、そして友人に共感し、ともに歩み、寄り添って未来へ歩み続けます。#BlackLivesMatter
アメリカで発生した白人警官に首を圧迫され、その後死亡した黒人男性暴行死事件に端を発した黒人差別に対する抗議デモが全米に広がっています。日本にいるとあまり身近なものという実感はありませんが、アメリカではトランプ大統領が緊急会見を行い首都ワシントンへ軍の派遣を表明するなど、かなりおおごとになっています。
「昨今の世界情勢を鑑み適切なタイミングではないと判断」によるイベント延期は、コロナではなくアメリカの激しい抗議デモによる状況のことであると考えられます。黒人に対する暴力や人種差別の撤廃を訴える#BlackLivesMatterというハッシュタグは以前から存在します。
北米のアカウントだけが黒人差別撤廃を訴え、他の公式アカウントがそれをリツイートしているという構図からも、イベント延期の原因がアメリカのデモにあることが分かります。
今後の予定は全く読めない、というところでしょうが、少なくともアメリカでの抗議デモが沈静化して落ち着いた頃にもう一度日時を仕切り直しとなるはずです。PS5に興味がある方はしばらくアメリカの抗議デモのニュースを見ながら今後の状況を予想しておいて下さい。
なお、マイクロソフトもWe stand together(私達も同調します)としていることから、マイクロソフトが6月2週目に予定しているオンラインイベントも、今後の状況次第では延期となるかもしれません。
https://twitter.com/Xbox/status/1267583493254475777
ソニーの判断で発表延期したのだと思います。発表は、近いうちに死相❗️