サイバーガジェット書類送検 セーブデータ改ざんツールへの見せしめ摘発か

産経新聞が、ゲーム周辺機器販売会社「サイバーガジェット」と役員ら3人を不正競争防止法違反の疑いで書類送検されたことを伝えていました。(匿名さん情報ありがとね)

CYBER SaveEditor

平成30年の不正競争防止法改正でゲームのデータが保護の対象になって以降、法人の摘発は全国初です。

摘発された原因はチートツールであるCYBERセーブエディター(PS4用)のプログラムです。

平成30年の不正競争防止法改正(平成30年11月29日施行)のポイントは
1) データの不正取得等に対する民事措置が創設
2) 暗号等のプロテクト技術の効果を妨げる行為に対する規制強化(保護対象にデータが追加され、そのサービス提供も違反行為と定義)
でした。

今回は民事ではないので2)の「プロテクト技術の効果を妨げる行為に対する規制強化」が書類送検の理由です。
プロテクト技術の効果を妨げる行為というのは、今回の案件に置き換えると
・暗号化などで保護されたセーブデータの暗号化を解除するツール提供
・ゲームソフトのチートセーブデータ提供
で、具体的にはCYBERセーブエディター購入者4人に対してチートセーブデータを配布したことが不正競争防止法違反の容疑になっています。

この書類送検を受けてなのかどうか分かりませんが、サイバーガジェットのウェブサイトではCYBER セーブエディターは軒並み販売終了となっています。

この後裁判で有罪となれば、チートのためのツール販売が不可能となります。ある意味チートへの見せしめのための摘発と言えますので有志によるチートコミュニティへも多大な影響を与えることになります。今後チートだけでなくゲーム機でのHomebrew起動に対する影響も出てきてしまう可能性があるでしょう。

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