ようやく9.0.0対応 SX OS v2.9 Beta

Team Xecuterが、Fusée Geléeと同じNVIDIA Tegraの脆弱性を利用したNintendo Switchハック製品Xecuter SXで使用するOS(カスタムファームウェア)SX OS v2.9 Betaをリリースしていました。

SXOS29

有料サービスが使えない状態になってもTeam Xecuterは1ヶ月音沙汰がないという異常な状態がようやく解消しました。

Team XecuterはSX OS v2.9 Beta発表記事の中でさらっと
Sorry that we kept you waiting,(お待たせして申し訳ありません)
と短く一言、詫びは入れています。

今回のアップデートは、9.0.0のサポートがメインです。
…メインしかないみたいですが…

新機能として”Horizon split format”とかいう名前を付けた機能を盛り込んだようです。microSDカードのフォーマットに1ファイルの容量に制限があるFAT32を使っている場合、4GB以上のファイルが入らないので分割する必要が出てきますが、01、02、03・・・のように名前を付けた分割ファイルを’game.xci’というフォルダに入れればサポートしますよ、という機能です。

事実かどうか知りませんが、今後一応何らかの新機能実装は考えているようです、今回は9.0.0への対応を最優先するため、まずはv2.9 Betaとして9.0.0をサポートしたと主張しています。

しばらく雲隠れしていた割には、何事もなかったかのような非常にあっさりとした発表内容でした。

[追記]
とんちゃんさんからもコメントいただきましたが、SX OS 2.9 Betaは問題が多いようです。

WiiDatabaseにはSX OS 2.9 Betaで不具合コメントがたくさん寄せられ、ChoiDujourNXでも公式アップデーターでもアップデートの最中や起動途中でハングアップして止まってしまうというものです。sysNANDでもemuNANDでも同じようです。
WiiDatabaseでは解決策としてはAtmosphèreかKosmosまたはSX OS v2.8 betaで起動しChoiDujourNXでアップデートすることを推奨しています。

更にはXCI loaderが正しくアップデートされておらずダウングレード防止の仕組みであるヒューズ(eFUSE)を焼いてしまうという問題があるようです。通常正しい数のヒューズが焼かれていない場合は起動しないなどのハック対策がSwitch内部にあります。
カスタムブートローダーを使うことによりそのチェックは回避できますので、ヒューズを焼かないように常にAutoRCMを使うなどして注意することでバージョンの古いファームウェアへダウングレードしても起動することができます。

だたし、ヒューズチェックはそれだけではないようです。任天堂は一度4.0.0でも実績があるようですが実は9.0.0でもゲームカードファームウェアのヒューズチェックをアップデートしたようなのです。ゲームカードドライバーが更新されてしまうとそのヒューズを焼いてしまうため、ダウングレードしたときにゲームが起動しなくなる模様です。

具体的には、一度9.0.0でSX OS v2.9 betaを実行してしまうとeFUSEを焼いてしまい、後にダウングレードした際古いファームウェアでゲームカードが起動できない自体に陥ります。eFUSEの復旧手段はないためいちど焼いてしまったら最後、ダウングレードしたらゲーム機としての本来の機能を失います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

『ようやく9.0.0対応 SX OS v2.9 Beta』へのコメント

  1. 名前:ゴッド 投稿日:2019/09/28(土) 10:01:44 ID:f3e9a9737 返信

    良かった!一時は逃亡説も流れましたが、本当にアッサリですね…

  2. 名前:とんちゃん 投稿日:2019/09/29(日) 13:44:01 ID:66bed1724 返信

    2.9Bの注意点としては、SXOS2.9BではChoiDujour1.02で
    FWをインストールできません。9.0に限らず8.1等も同じ
    bis key protectionの表示でフリーズしてしまいます。
    フリーズしてしまった場合、電源長押しで終了するしかありません。
    この段階のフリーズでは、ブリックしませんが、
    ChoiDujour1.01でインストールした場合、
    FWインストールが途中まで進んでからのフリーズとなる為
    100%ブリックした状態に陥ります。

    SXOS環境でEmuNAND、SysNANDをインストールする場合は、
    必ず以下の方法で実行した方が良いです
    SXOS2.8B + ChoiDujour1.02
    上記でFWを9.0に上げる事が出来ます
    9.0に上げるとSXOS2.8Bでは起動できないので
    SXOS2.9Bに入れ替えてから起動するのを忘れずに。

  3. 名前:あんぱん 投稿日:2019/11/25(月) 17:11:15 ID:12bcb1a5c 返信

    こんにちは、初めまして。
    いつもブログ読ませていただいております。

    早速ですが、SXOSを導入している本体でニンテンドーオンラインに加入したい場合、
    CFWを起動していない状態であれば特に問題ないでしょうか?

    ※CFWを起動していない状態とは…
     電源が切れている本体を起動する際、
     SXOSを挿し込まないで通常起動することと認識しております。

    ※オンライン対戦をする場合、
     通常起動をすれば問題ないのかなという認識です。

    上記の件、お手数ですがご教示いただければと思います。
    ご確認のほどよろしくお願いいたします。

    • 名前:mamosuke 投稿日:2019/11/25(月) 18:22:03 ID:240bac4df

      理論的な話ならまだしも、誰に聞いてもも「問題ないからどうぞ」とは言わないと思います。

      仮にSX OSのステルスモードを使っていようが90DNS使っていようが、不用意な場合も含めて一度でもCFWでネットに繋いでいたらその分検出されてBANされるリスクは出てきますし、何らかの痕跡を探られてしまう可能性もゼロとは言えません。BANされない方法というのは現状の結果論でしかありません。

      SX OS使う時点でBANされる覚悟はしておくべきです。絶対問題が起こらないのは、別アカウント別本体別IPで繋ぐ個体を用意し、BANされたら困るSwitchはそれとは別に用意して一切改造しないことだと思います。

  4. 名前:あんぱん 投稿日:2019/11/26(火) 09:22:35 ID:caace17b3 返信

    こんにちは、すみません、ですよね…

    一応、理論的・結果論的な回答が欲しかった次第です。

    こちら基本的にステルスモードで使用し、savepointを使用する際に機内モードでCFWを開くくらいです。
    ニンテンドーオンライン加入の際も接続する際はCFWは開かないで使用予定となります。

    上記より、断言ではなく可能性の範囲で回答いただきたく存じます。
    お手数ですが、宜しくお願いいたします。

    • 名前:mamosuke 投稿日:2019/11/27(水) 10:17:56 ID:ffe0e52d8

      開発する側はBANされないようにするために作っています。使う側はそれを信じるか信じないかになリます。
      あんぱんさんが不安を感じているならやめたほうが良いかと思いますし、大丈夫だと思っているなら使っても問題ないでしょう。

    • 名前: 投稿日:2019/12/01(日) 11:15:48 ID:3394886c0

      mamosukeさんのこの記事の内容は、あくまで「紹介」です。
      詳細に聞きたいならCFW使ってる方に聞くのが一番早いと思います。

      ネットなんで調べればいくらでも出てくると思います。