GBATempで、SwitchrootチームがTegraプロジェクトのNvidia LinuxをベースにしたNintendo Switch向けのLinuxディストリビューションL4T Ubuntuをリリースしたことを伝えていました。
ゲーム機ハックの王道であるLinux起動がSwitchに対応してリリースされました。Switchならではの機能を使えるようにしているという点で特筆に値します。
・USB含めたドックのサポート
・Bluetoothサポート(コントローラーおよびオーディオ)
・Nvidia GPUドライバー – VulkanおよびOpenGl
・オーディオ – ドック使用時のヘッドフォン、スピーカー(HDMI経由含む)
・Joy-ConとProコントローラーサポート
・タッチスクリーン、ディスプレイ、Wi-Fiサポート
・CPUクロック周波数のスケーリング対応 – 200MHzから1.7GHzまで。ファンも自動調整。
・SDカードフルスピード対応
・内蔵のビデオアプリでのハードウェアビデオアクセラレーション(バッテリー消費をセーブ可能)
L4T Ubuntuには、専用の16GB以上のSDカードが必要です。
インストール方法は以下です
1) switchroot.orgからSDカードイメージをダウンロードして解凍する。2.2GBあるので注意。
2) Etcherまたはddコマンドを使ってSDカードイメージ用意したmicroSDに焼く。
3) hekateを起動し、メニューからL4Tを選択する。
4) 最初に読み込まれるまで数分待つ
5) セットアッププロセスを実行する。この間はSwitchをドックに入れない。
6) 初期の設定が完了しログイン画面が表示されたら再起動する。
7) 電源ボタンを10秒間長押しする。
8) 再度hekateを起動し、ペイロードとしてL4Tを選択する。
9) ログインして”Disks”アプリを開く。
10) microSDカードのセカンドパーティションを選択し、ギアアイコンをクリックする。
11) resizeを選んで使用可能な最大限の容量に変更する。
12) UbuntuをSwitchでエンジョイ!
現時点では以下のバグが確認されています。
・Jpy-Conは本体に接続された状態だと機能しない
・ドックに入れた状態でsshセッションがオープンになっているとディスプレイが正しくOFFにならない
・スリープモード不可
・USB OTGはドックに入れている状態のみ機能
・グラフィックスAPIのVulkanがDolphinエミュレータではバグっぽい。
・時計表示が不良
Switchでの使いやすさを実現する今後の改良には期待できそうです。
Linuxでスピーカー動かせることがわかったのなら
Lakka-Switchもスピーカーの動作を期待したい。