GitHubで、SKGleba氏が3.60/3.65のPS Vita向けHENkaku ensoインストーラーenso_ex v2.0をリリースしていました。
内容としてはオリジナルensoのMOD版で、オリジナルと異なる点は以下です。
・Vitaのファームウェア3.60と3.65に対応
・メインのtaiフォルダの場所を選択可能(ur0またはvs0)
・起動時にmoleculeロゴではなくオリジナルのPlayStationロゴを使う設定が可能
・チェック機能のスキップが可能
・enso installerからのファームウェアのダウンロード/アップデート機能の削除
enso_exでアンインストールもできますが、電源を切ってもノーマルには戻せないVitaのメモリを書き換えてしまパーマネントハックですのでensoをインストールしている場合は一旦それをアンインストールすることが必要です。
ensoはソースコードが公開されているのでインストールするだけでVitaがbrickするようなことはないと思いますが、
ensoのGitHubにあるREADMEには「(moleculeの)ロゴを変えたらVitaがbrickする」と書かれており、enso_exはそれを変更しているバージョンであり互換性は皆無という認識は持った上で使用することを推奨します。
[追記]
ensoとenso_exはそれぞれ別のパーマネントハックで使い方を間違えるとbrickするものです。そういう認識で使って下さいね、という意図で記事を書いてます。
ロゴを変えたらbrickと言う意味ですが、Vitaのbootlogoはgzipで圧縮されており、それ解凍すると画像データそのものが取り出せます。
Ensoでのbootlogoを変える方法ですが、起動時にロードされるSceDisplayがありますが、それをパッチしてCustom bootlogoを実現しています。
そのパッチ方法と言うものですが、ロードされた時にSceDisplayのセグメントへ直接gzipで圧縮されたカスタムbootlogoのデータを上書きしています。
その時に元からあるbootlogoのデータより大きいサイズ?のカスタムbootlogoのデータで上書きしてしまうと、メインプログラムまでbootlogoのデータで埋め尽くされてしまいセルブリックします。
そのためロゴを変更するとbrickするという注意書きがあるのでしょう。
Enso_exは公式のモレクラーロゴと公式のps logoだけですので、brickする事はないはずです。