昨日お伝えしたGeekPwn 2016 CarnivalでPS4 4.01にLinuxをインストールできることが発表されたニュースはかなりの衝撃でした。
実際にリリースされるのかどうかなどが気になりますが、4.05が公開された現時点で、万が一対策でもされていたら意味がないかもしれません。
ところが、仮に4.05で動作したとしてもこのexploitが動作する最後のファームウェアになる可能性があります。
PS4 Jailbreakを発表したchaitin.cnは@Chaitin Techというアカウントを急遽開設し、広報宣伝に務めはじめました。おかげで少し情報が集まりました。
まず、Linux起動だけに焦点を当てたロングバージョンの動画が公開されています。
そもそも公の場で発表されたものですのでFakeという線はもうないと考えて良いでしょう。
このPS4 Linuxですが、技術的にはfail0verflowのものを利用しているようです。
We demonstrated the latest PS4 FW 4.01 jailbreak at GeekPwn 2016. We’d like to thank @fail0verflow for their awesome ps4-linux.
— Chaitin Tech (@ChaitinTech) October 25, 2016
我々はPS4の最新ファームウェア4.01のJailbreakをGeekPwn 2016でデモンストレーションしました。fail0verflowチームの素晴らしいps4-linuxに感謝します
According to the rule of @GeekPwn hacking contest, the bugs we used in jailbreaking PS4 will be reported to @Sony.
— Chaitin Tech (@ChaitinTech) October 25, 2016
GeekPwnのハッキングコンテストのルールで、PS4のJailbreakに利用したバグはソニーに報告することになっています。
Chaitin Techは個人ではなく企業なので、これは止むを得ませんね。Chaitin Techとしてはその名を世界中に知れ渡らせることができましたし、ソニーへの報告によりセキュリティ関連企業としての名声を得ることができた上に信頼できる企業という印象も手に入れます。
ということは、少なくともこのJailbreakを一般にリリースすることは考えていないか、あったとしてもソニーが対策ファームウェアを公開した後という線が濃厚ではないでしょうか。
PS4シーンが同じ脆弱性をモノにしてLinuxを起動させることに成功しないと広く公開されることはないかもしれません。あるいはリークか…
寧ろこれが本来正しいやり方なんだよなぁ