SCEJが、PlayStation Vita/PlayStation TV システムソフトウェア バージョン3.55 アップデートを公開していました。(siromeさん情報ありがとね)
よく考えたらRejuvenate潰しだったシステムソフトウェア バージョン3.52から3ヶ月経ってますね。その間VHBLは当然としてメールトリックやらバブルハックやらが登場していますが、PSP全盛期時代のような速攻対策は最近影を潜めつつある印象です。
公式発表の変更点は以下の通りです。
バージョン3.55で更新される主な機能
PS4リンク
・PS Vitaでリモートプレイの映像の解像度を設定できるようになりました。[PS4リンク]>[はじめる]>[オプション]>[設定]>[リモートプレイのビデオ品質]>[解像度]を選びます。
映像や音声が途切れる場合は、設定を[低(360p)]にすると改善されることがあります。ペアレンタルコントロール(ペアレンタルコントロール)
・Eメール(Eメール)の起動を制限できるようになりました。
通り、PS4の3.00にリンクしてVitaもアップデートされました。内容的にもPS4との連携機能部分の変更となっています。
しかし、いつもの「動作の安定性を改善」がありません。動作の安定性改善はハッキング対策のことを意味しているのではなく、特段書くことがない時に一応記載しておく一文に成り下がっていますね。
またXMLファイルから、ビルド日時は2015年9月25日であることも分かります。
SCEは動作の安定性を改善していなくても、やるべきことはやっていました、と書けるかと思っておりましたが、今回はそこまで真剣ではありませんでした。
wololo.netでThe Z氏が情報をまとめてくれていたので流用させてもらいますが、ここで紹介したメールトリックでのファイル書き込みが対策されたようです。書き込みだけ、と報告されているのでダンプの方は未対策の模様です。
ところが対策はそれだけで(ePSPのexploitは新たにいくつか対策されているそうです)、3.52のバブルハックもそのまま。VHBLもexploitが対策されたものこそあるものの基本的には根本的対策なし、です。
PS4の2.XXから3.XXのメジャーアップデートとは異なりVitaの場合は完全にマイナーアップデートですので、次のアップデートでは今回対策が見逃されたハックもきっちり塞いでくるはずです。