wololo.netで、Barnabe42氏がPS Vitaのネイティブexploitを利用した、初のプレイ可能なHomebrewゲーム『Pong』をリリースしたことを伝えていました。
『Pong』というのは昔からあるHomebrewで、カーソルを動かして飛んでくるボールに当てて跳ね返すのを繰り返すだけの簡単なゲームですが、「自作コードが実行できて実用的なことを証明するためのHomebrew」という意味合いがあります。
wololo氏がVitaのネイティブexploitであるwebkit exploit(Vitasploit)を利用してPongのようなHomebrewを最初にリリースした開発者に20ドルのPSNコードをプレゼントすると発表しましたが、『Pong』が人気ゲームで誰もがプレイしたいと思っているから募集したわけではありません。Vitaのネイティブexploitで最初に実用的なものを自作コードで実現できると証明してくれた人に20ドルをプレゼントする、という意味で、言ってみれば『Pong』は実用性証明の象徴です。Barnabe42氏はこの『Pong』で20ドルのPSNコードを手に入れました。
このBarnabe42氏のPongを見て、webkit exploit(Vitasploit)を利用してHomebrewを開発してみようと思う人がきっと現れるでしょう。wololo氏はそういったきっかけとしての『Pong』の登場を期待していたのだと思います。『Pong』自体をプレイすることに価値があるのではなく、『Pong』をプレイできる環境の存在を証明したことに大きな価値がある、と言えるでしょう。
素人目線になりますが写真ではただのjavascriptか何かで書いたようなゲームに見えてしまいますね(笑)
ですが大きな一歩になることを期待しています。