今朝の中日新聞(中部地方のブロック紙: 関東では東京新聞)朝刊に、シャープが形状を自由に設計できる「フリーフォームディスプレイ」を任天堂に供給すると伝えていました。ニンテンドー3DSの後継機か、2015年中にも販売予定の睡眠状態を自動測定する機器に使われる見込みです。
シャープが開発したフリーフォームディスプレイは、円形や波形など形状を自由に設計できる新型の液晶ディスプレイで、シャープ独自技術であるIGZO(イグゾー)の技術を応用したものです。ディスプレイの中心に穴をあけるドーナツ形状なども検討されているとされています。
このフリーフォームディスプレイは2017年生産開始の予定を1年前倒しして2016年初め頃に量産が開始されます。新聞ではこの新型ディスプレイがニンテンドー3DSの後継機か、2015年中にも販売予定の睡眠状態を自動測定する機器に使われるとしていますが、2016年に量産開始であるならばスケジュール的に合致するのはニンテンドー3DSの後継機ということになります。
となると、必然的にニンテンドー3DSの後継機は2016年発売となります。現行の3DSは2011年発売ですから5年で新型にモデルチェンジすることになりそうです。
湾曲ディスプレイなら今でも実用化されていますが、フリーフォームディスプレイというものはまだ世にないのでどういった設計ができるのか想像すらできません。それを3DSの後継機=3D表示も可能な後方互換を備えた携帯ゲーム機としてどんな提案を任天堂がしてくるのかを楽しみにしたいと思います。
しかし、2015年発売の睡眠状態を自動測定する機器にフリーフォームディスプレイを搭載する場合は2015年末に少量生産したロットでまず発売して2016年に本格販売というスケジュールも可能性としてはあり得ます。この製品はまだ未発表ですので任天堂がゲーム機分野以外の事業の柱として医療系分野であるそういった機器に焦点を当てて行こうとしている可能性は濃厚です。3DS後継機か睡眠状態を自動測定する機器のどちらかにフリーフォームディスプレイを採用するのではなく、両方に採用すると考えた方が自然だと思われます。
ええ?モデルチェンジ早すぎ。
新しいデバイス発売しないと死んじゃう病気にでもかかった?