TomTomDu80氏のVHBL ゲームタイトル『Apache Overkill』日本版なし

wololo.netで、PlayStation Vitaの最新システムソフトウェア バージョン2.06で動作するVHBLのゲーム名が公開されました。

TomTomDu80氏の発見したセーブデータexploitを利用し移植されたVHBLは、US/EU版のみの『Apache Overkill』というゲームです。

どうしても2.06でVHBLを、という方は海外のPSNアカウントを取得し、海外アカウント使用専用PS Vitaでゲームを購入してください。

httpv://www.youtube.com/watch?v=n3AhSDQsUMo

このexploitはその存在が公表された当時から日本版の存在を私は疑問視していましたが、実はその時は日本版がないことを知っていた訳ではなりません。日本版がある場合には移植等の話が必然的に出てくるので、それが聞こえてこない段階で日本版は存在しないのではないか、と考えただけです。

TomTomDu80氏のVHBLのリリースが決定したとお知らせした日よりも前の段階で、実際に日本版が存在しないゲームだということは分かっていました。

一般情報公開日がいつかというのも聞いていましたが、日本版がない時点で自分自身の興味の対象外のものを、あえて他人に勧めることに気が引けたので今回はあまり騒がないでおこうということで今日にいたりました。

2.06向けVHBLリリースか決定したとお伝えした時に、オブラートに包んだかのような変な表現で記事を書きました。その時の文章は以下です。

一つ目。VHBLの需要はもう少ないのでしょうか?

二つ目。TN-Vをインストールしている2.02なユーザーさんは、興味本位のVHBL試したさに2.06へアップデートする必要はありません。

三つ目。この記事を読み、安倍首相がTPP交渉参加を正式表明したことについて「日本の意見なんてあっちじゃ無視じゃねーの?」と思ったことと似たような感想を抱き、なおかつ「まもすけ無知www」と思った方の中で、「俺が一肌脱ぐか」的ボランティア精神旺盛な方はここかここのPMからご一報ください。

意味深かつ不明瞭な意図の文章を読んで「デバッグしてくれる人募集ですか」「人柱ですねわかります。是非やらせてください」等々ご連絡を頂きました。ちょっと忙しくて全員に返事ができていませんでしたが(申し訳ございません)、今回日本版がないことが正式に公表されましたので、意味不明発言の真意をお伝えします。

一つ目。日本版のPSPタイトルは高額なので4,000円から5,000円位ダウンロード購入するのに必要ですが、PSPでできることを敢えてPS Vitaでやるために日本版のゲームに対応したVHBLが是非欲しいという方がどのくらいいるのかを尋ねたかったのです。

念頭には、今回日本版VHBLが存在しなかったことを受け、需要があるならば日本版タイトルのVHBL移植が完了している方にお声掛けして公開をお願いしてみようか、という思いがありました。

ただ、VHBLはPSPハックの延長であり、ePSP(PSPエミュレータ)でVita上にPSPハックを再現しているだけです。PSPのネイティブ環境でやれば済むことですので,
VHBLの実用性は正直言って皆無です。敢えて言えばVitaでHomebrew起動をしたという優越感や、持ち歩く時にPS Vita1台で済む、といった利便性がメリット、といったところでしょうか。

需要がないのにファームウェアごとにVHBLが必要になるという現状を手放しでユーザーの皆さんにおすすめするのは無責任ではないかと躊躇しました。そこで、どのくらいVHBLの需要があるのかをお尋ねしてみようと思った訳です。

ただし、開発者サイドの見地からは、PSPシーン(あるいはPS Vitaシーン)に足を踏み入れるきっかけとしてのVHBL開発は良い教材だと思いますのでVHBL移植には是非取り組んでもらいたいと思います。それを是非公表したいという方のお手伝いもします。

開発や公開の推奨はしておきながら、一方でコストをかけてゲームを購入することまでは推奨しないという相反する話ですが、exploitは無限の資産ではないので乱発するわけにはいかないという前提があることはご理解ください。

二つ目。2.02でUNO exploitをお持ちの場合はTN-CやTN-V、Arkなどのカスタムエミュレータファームウェア(CEFまたはeCFW)が使えますから、2.06でのVHBLに期待して2.06にアップデートして待つようなことはしなくていいですよ、という意味でした。

3つ目。当時既に忍者リリースは始まっていましたので、日本版ゲームがないことをご存知の方もいました。それなのに「日本版の存在は不明」と書いている私に対して「知らねーのかよ」と思った方、すなわちTomTomDu80氏のゲームタイトルをその時点で知っていた方で、日本版がないことを残念に思い、しかもexploitを持っていてVHBL移植までできているので「2.06で日本版がないのはアレなので自分のVHBLを提供してもいいよ」という方は連絡ください、という意図でした。

現状日本版でのVHBLがスタンバイできている訳でもありませんし、次のVHBLになる可能性があるThe Z氏のexploitも日本版の存在が不明ですので明るい見通しがある訳ではありません。今しばらくは様子見といったところでしょうか。

実際日本版のVHBLを是非公開して欲しいという意見がどのくらいあるのか知りたいです。ご意見があればコメントをお寄せください。

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『TomTomDu80氏のVHBL ゲームタイトル『Apache Overkill』日本版なし』へのコメント

  1. 名前:佐藤 投稿日:2013/03/23(土) 16:01:56 ID:05b951320 返信

    実際日本版のVHBLを是非公開して欲しいという意見がどのくらいあるのか知りたいです。ご意見があればコメントをお寄せください。

    僕は公開してほしいです。

  2. 名前:COBRA 投稿日:2013/03/24(日) 00:35:46 ID:ca6c43b4c 返信

    JP版 2.06 VHBL に対応したTN-Vが確実に出るという話があるのであれば、
    公開しても良いかと思いますが、何も特典が無いのに日本版がないと言うだけの
    埋め合わせ的になるのであれば公開しない方が良いと思います。
    ましてや、2.06はマイナーバージョンアップFWですし。
    マイナーバージョンアップFWが出る毎に出していたら切りが無いと思います。
    日本版のexploitは海外ソフトに比べて少ないように感じますのし。