VG247で、任天堂の宮本茂氏がPlayStation Vitaはハイスペックなマシンだが、成功するにはもっと多くのゲームが必要だと語ったことを伝えていました。
宮本氏はPS Vitaを「色んなことができるハイスペックなマシン」であり、「ソフトウェアとハードウェアのコンビネーションが強固だったならより強力な製品になり得る」との認識を示しました。
この発言の真意は、ハイスペックなのは認めるが現状のままでは厳しいという意図のようです。
「僕らが3DSのハードを発売した時には『スーパーマリオ3Dランド』も『マリオカート7』も『新・光神話 パルテナの鏡』もなかったんです。全部同時発売しようと頑張ったのですが3DS発売時に同時発売するのは無理でした。」
本来は本体発売と同時に出したかったゲームとして宮本氏から名前が挙がったのは、今でも販売ランキング上位に名を連ねる息の長い人気タイトルでした。
発売時こそ盛り上がったもののその後ニンテンドー3DSは凋落したため逆ざや覚悟の1万円にも及ぶ大幅な値下げを発売後わずか半年足らずで選択せざるを得なくなりました。宮本氏は今のPS Vitaの姿をかつてのニンテンドー3DSに重ね、『スーパーマリオ3Dランド』『マリオカート7』『新・光神話 パルテナの鏡』のようなヒット作の投入が復活の鍵となるとの認識を示したことになります。
一方で人気タイトルになり得るゲームはすぐには開発できませんので、裏を返せばもしソニーが手を打つとするならば逆ざや覚悟の思い切った値下げで勝負に出るしかないことを宮本氏は言いたかったのかもしれません。
>宮本氏はPS Vitraを「色んなことができるハイスペックなマシン」であり、
Vitraになってますよ