GameStopがPS3を199ドルで販売 しかし値下げ不要との声も

Gamesindustryで、ニンテンドー Wii U登場を受けて既存の現行ライバルモデルの値下げの声がある中、ビデオゲーム関連の市場調査会社EEDARのJesse Divnich氏が現時点でPlayStation3に値下げは必要ないとの見方を示したことを伝えていました。

調査会社NPDの発表によると、Xbox 360が最も強い市場だったアメリカ市場でPlayStation3は月間販売台数でXbox 360を上まり続けているそうです。PS3が好調であるとも言える中、アメリカの大手販売店GameStopが160GB PS3を値下げし199ドルで販売を始めました。

「PS3は値下げすべきだとは現時点では思っていません」
EEDARのJesse Divnich氏はこのように語りました。
「PS3の販売は堅調で、モデル末期に近い現状としては販売台数は計画通りに推移しているといえます。」
Jesse Divnich氏は敢えて値下げするほどの状況ではないとの意見のようです。

そうなると状況としては決して不調ではない中でのGameStopのPS3値下げの理由が気になります。ソニーが背後で値下げした場合の市場調査をしている可能性がありますが、ソニー広報は、「一次的なGameStopの販売プロモーション」だとしてGameStopの値下げをソニーが主導したわけではないと否定しています。

となると、GameStopの値下げは単なる在庫整理のように見えますが、Jesse Divnich氏はそういった見方も否定しています。しかし、大手販売店が逆ざやな状態で販売というのも考えにくいのでソニーが無関与ということはないでしょう。

しかし、今年の年末にはニンテンドーのWii Uが発売されていることは間違いないため、年末商戦でWii Uと戦うためにソニーやマイクロソフトが本体価格を値下げしておきたいと考える可能性は十分あります。主導したしないに関わらずソニーはGameStopの値下げ後のPS3販売台数推移を興味深く見守っていることでしょう。

今日現在PS3販売台数が順調に推移しているなら確かに値下げは不要かもしれませんが、環境が大きく変わる年末時点でも不要かどうかは別問題です。

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