ツイッターで、neur0n氏がDark-AleX氏のTimeMachineを使ってメモリースティックから6.60MEを起動する6.60ME for TimeMachine betaをリリースしていました。
TimeMachineはPSPのCFWの基礎を作ったDark-AleX氏が開発したもので、パンドラバッテリーを使ってメモリースティックから過去のファームウェアを読み込めるようにするという機能を持っています。メモリースティックにCustom IPLを書き込んでパンドラバッテリーを使いメモリースティックからファームウェアを起動しますのでPSPがbrickしていても動作します。
もともとTimeMachineは古いPSPのファームウェア(1.50など)しかサポートしていないHomebrewを最新のCFWをインストールしたPSPでも起動できるようにするために作られたもので、過去に戻すという意味合いからTimeMachine(タイムマシン)という名称がついています。
今回neur0n氏がリリースした6.60ME for TimeMachine betaはメモリースティックにCFW 6.60MEをインストールし、公式ファームウェアまたは他のカスタムファームウェア(OFWや6.20TN、6.60PROなど)がインストールされているPSPでパンドラバッテリーを使ってメモリースティックから6.60MEを起動できるようにするものです。動作対象のPSPはパンドラバッテリーがサポートしているPSP-1000/2000(01g/02g)モデルのみになります。
アーカイブの中にはreadmeなどが入っていませんでしたが、PSPKingでThe Z氏が解説してくれていましたので紹介します。ちなみにThe Z氏はOFW 6.60と6.60MEをパンドラバッテリー+MMSでインストールできるようにするDespertar del Cementerio v9(DDCv9)を期待しているようです。
インストール方法は以下となっています。
- 1) アーカイブを解凍してできたTIMEMACHINE_ADDONフォルダをPSP/GAMEにコピーする
2)PSPの6.60公式アップデータ(EBOOT.PBP)を用意し660.PBPにファイル名を変更しメモリースティックのルート(ms0:/660.PBP)にコピーする
2) XMBからTime Machine Addonを起動する
3) Time Machine Addon Installerが起動するので、まずInstall iplloader on MS boot sectorでメモリースティックにIPL Loaderをインストールする
4) Install 6.60ME(01g + 02g model)でメモリースティックの/TM/660に6.60MEをインストールする。
5) config.txtをメモリースティックのTMフォルダ内に作成し
L = "/TM/660/ipl.bin";
と記述する。(これはパンドラバッテリー挿入時Lボタンを押下していると今回インストールしたipl.binをロードするという設定のようです。)
6) パンドラバッテリー(JigKickバッテリー)がない場合にはリカバリーメニューから作成する
7) 先ほどIPL Loaderをインストールしたメモリースティックを入れた状態のままパンドラバッテリー(JigKickバッテリー)をPSPに入れてLボタンを押しながら起動する
これで6.60MEがメモリースティックから読み込まれてPSPが起動します。
試してみましたが、パチものmicroSD->メモリースティック変換を使っていたためIPL Loaderインストールでエラーとなりインストールできませんでした。
また、Time Machine Addon Installerで終了しようと思いExitを選んだのですが、どれかキーを押せという画面とメイン画面のループ状態で、電源を切る以外の方法では終了できませんでした。(PSP-1000 TA-081です)
[追記]
プラグインはスクリーンショット系以外は切ったつもりでしたがPSPLinkがgameに残っていました。neur0n氏からゲームの終了を妨げるpsplinkなどのプラグイン使っていませんかとコメントいただきました。PSPLinkをDisableにしたところ終了できるようになりました。
パソコンでRain’s MMS Makerを使ってIPLを焼き込めばいけると思います。