JB-Kingチームが、True Blue EBOOTに仕込まれたウィルスでPS3のHDDがフォーマットされてしまう問題を回避するJailbreakドングルJB-KingのアップデータJB-KING upgrade package V2.51をリリースしていました。
PS3の3.55で3.60+ keyが必要なPS3バックアップを起動できるというTrue BlueドングルはDRMでプロテクトされていてバックアップ起動のためのコンテンツがコピーできないような仕組みを構築していますが、クローン製品/FAKE製品の登場でその対応策としてTrue Blueチームは3.60+ keyが必要なゲームを起動させるためのEBOOTをTrue Blue以外で使うとPS3のHDDをフォーマットしてしまう対策を取るぞと警告しました。実際にEBOOTをJB-Kingで使ったユーザーのHDDがフォマットされてしまうという騒ぎが発覚したためJB-Kingチームはその問題を謝罪し、回避アップデータ配布を約束していました。
ところがJB-Kingチームによると、PS3のHDDがフォーマットされてしまうのはEBOOTファイルに仕込まれていたウィルスによるもので、そのウィルスではJB-King(などのクローン)とTrue Blueの区別が付かないためクローンやFake製品を狙ったものではないと主張しています。
いずれにせよ、ユーザーのHDDがフォーマットされ中身がまるっと消去されてしまうとなると商品が売れなくなり困るJB-Kingチームはわずか数日で約束通りHDDフォーマット問題を回避するアップデータを配布することになりました。
セキュリティアーキテクチャを再構築したとのことですが、サードパーティー同士の醜い争いは実は密かに開発が進められている「オープンソースなTrue Blue」登場まで続くでしょう。