北米/欧州でのPlayStation Vita発売が近いのにVHBLの情報がないんだけど、大丈夫なのかとのコメントを読者の方から頂きました。
wololo氏がちょうどブログでVHBLが1.60でも動いたことを自分でも確認したという記事を掲載していましたが、wololo氏も書いていますが今VHBLが1.60で動いただけではダメかもしれない可能性も秘めています。
私も実は1.60に上げて動いただけで対策されていなかったと考えてしまう一人なのですが、これは既にPS Vitaに転送済のデータが起動できたと言うだけで、コンテンツ管理アシスタントというもうひとつの不確定要素を必ず経由しなければデータ転送出来ない部分は未テストなのです。
wololo氏によるとVirtuous Flame氏のコンテンツ管理アシスタントでの本体アップデートを要求される仕組みを回避するためのopenCMAはまだ動作したようですが、それが使えなくなった時にどうなるかは完全に未知の世界です。
北米/欧州でのPS Vita発売を受けてVHBLはまもなく公開されます。詳細についてはwololo氏のブログのVita Half-Byte Loaderコーナーで発表されます。
まず、ゲームをPSNに接続して購入しなければなりません。もちろんUMD版もありますのでPSPで通常のHBLとして使えれば良いのであればそれでも構いませんが、そもそも最新ファームウェアでHENが有効なPSPでは利用する意味がありません。
ポイントは以下の3つ。
ゲーム名公開後ダウンロード購入ができる状態が続くのかどうか
ファームウェアアップデートによる対策がされるのかどうか
コンテンツ管理アシスタント側の対策がされるのかどうか
このうち、PCに常駐するコンテンツ管理アシスタント側の対策機構がよく練られていた場合、知らないうちにデータがコピーできなくなっているという見えざる手による迅速な対応が一番最悪の事態を招きます。
今回はソニーのHomebrewに対する今後の対応を見極めるための試金石という側面もあります。ゲームをダウンロード購入したけれどVHBLが動かなかったという可能性なきにしもあらずです。ゲーム自体は面白いので動かなかったからといって後悔することはないと思いますが、そういうリスクもあるということを肝に銘じてポチるようにしてください。
SCEが対策とダウンロード販売のどちらを優先するのかで未対策のゲームの出回る量が変わってきますね。ところで面白いゲームとは何でしょうかね。ちょっと気になります。