GameInformerで、SCEワールドワイド・スタジオ社長の吉田修平氏がPS3とPS Vitaを繋げて使うリモートプレイをより多くの開発者に利用してもらうべくツールやライブラリを開発中だと語ったことを伝えていました。
東京ゲームショウ会場で吉田氏はPS VitaをPS3に有線で繋げてVitaをPS3のリモコンとして使用するデモを行ったそうです。実際の製品版ではワイヤレス接続のみになるようですが、PS3をPS Vitaで操作するのがリモートプレイの機能の一つです。
SIXAXISに無くてPS Vitaにあるコントロール方法にタッチスクリーンがありますが、リモートプレイではタッチスクリーンでの操作もサポートするそうです。
現在SCEではディベロッパーサイドでのPS3のゲームでVitaによるリモートプレイをサポートしてもらうため対応させやすくするためのツールやライブラリを開発中ですが、実はPS3ゲーム側の開発段階でメモリーやCPUの使い方を整理する必要があるとしています。そのためライブラリがあっても対応させるかどうかはディベロッパーサイドの考え方次第で、少なくともPS Vitaがある程度市場に受け入れられる必要があると言えます。SCEとしては戦況見通しの結果次第でリモートプレイ対応の可否を検討されるよりも積極的にツールやライブラリを提供することでリモートプレイサポートタイトルを増やして行こうという戦略のようです。
また、リモートプレイではその他にもPSVitaをPS3のサブディスプレイとして使ったり(Wii Uと同じですね)などもできるそうですので、PSPユーザーの買い替え需要だけでなく既存のPS3ユーザーにもかなりの請求力があるゲーム機だと言えそうです。