PS3haxで、squarepusher 2氏がQA Flagを有効にするボタンコンビネーションを公開したことを伝えていました。
QA flagとは、最初にMathieulh氏がその存在を公表したPS3の公式ファームウェアのXMBに実は存在した隠しメニューを出すためのトリガーです。(ゲーム最新情報 2011年5月14日のニュース参照)
PS3の市販品/デバッグ機のファームウェアに存在するQA flagと呼ばれるフラグを操作することでファームウェアの制限を解除し隠しオプションを出すことができるとされていました。
QA flagにはMinimumとAdvancedの2種類存在し、複雑なボタンコンボ入力で有効化することができます。Advancedフラグの方はダウングレードも可能とされたため、その方法の公開が期待されていましたが、Mathieulh氏はソニーから訴訟を起こされる恐れがあるとして、自らはQA flagについての情報は公開しませんでした。
ところがQA flagの存在を公表して1ヶ月近く経過しても誰も見つけていなかったことからQA flagを有効にするボタンコンボの発見を促すようなヒントを語るなどの後方支援を行った結果、ようやく発見者が現れたことになります。
QA Flagの有効化の方法は以下です。
1) 公式ファームウェア3.55(Rebugは対象外)で行う
2) XMBで“Network Setting“(ネットワーク設定)を選ぶ
3) PS3のコントローラーで以下のボタンを押す。
L2 + L1 + R1 + R2 + L3 + 十字ボタンの下
これで “Edy Viewer”、“Debug Settings”、“Install Package”という隠しメニューが表示されるそうです。
ただし、現時点はでは制限付きでの運用しかできないそうです。
“Install Package”は現状では正常に動作しないため、Homebrewのインストールはできません。インストール可能なのはUSBドライブのルートにある署名付きPKGのみで、しかもルートにある最初の一つ目だけのようです。
QA flagはこれ以外にもあるようで、今回の発見はPS3シーンにとっての第一歩であり、コミュニティーで残り全てのQA flagを見つけることが期待されるとしています。
[追記]
手持ちの PS3 3.61で試しましたが、何も起こりませんでした。
3.55でないといけないようです。
上手く行くとこのようになるはずなんですが…
https://www.youtube.com/watch?v=igcrGLgy5Dk
[追記]上記動画は現在再生不可能です。