任天堂の情報すっぱ抜き実績抜群の日経新聞が、あくまでも噂でしたなかったWiiの後継機’Project Cafe’のコントローラーにタッチパネルとカメラを搭載することを伝えていました。
日経新聞が伝えたことで、もう噂ではなく確定情報と言って良いでしょう。
「Ｗｉｉ」後継機、コントローラーが携帯ゲーム機に
任天堂、タッチパネルを搭載 カメラ機能も任天堂は2012年半ばにも発売する据え置き型ゲーム機の「Ｗｉｉ」後継機で、タッチパネルを搭載した新型コントローラーを採用する。タブレット端末のような操作でゲームを楽しめるほか、携帯型ゲーム機としても遊べるようにする。06年に発売したＷｉｉはブームが一巡。利便性を高めた後継機の投入で巻き返しを図る。
新型コントローラーは、画面サイズが約６インチのタッチパネルを搭載。コントローラーには２次電池も内蔵しており、テレビが使えない状況では、コントローラーを携帯型ゲーム機のように利用することができる。据え置き型として使う場合は、例えば画面を指先でなぞってテレビ画面上のキャラクターを動かすようにする。
コントローラーにはカメラ機能も搭載。撮影した人物の特徴を反映した分身をゲーム内に登場させるなどの遊び方も盛り込むとみられる。
現行のＷｉｉの累計販売台数は世界で8600万台に達したが、足元では苦戦が続く。人気ソフト不足と、低価格で気軽に遊べる交流サイト（ＳＮＳ）や、スマートフォン（高機能携帯電話）、タブレット端末などを通じたゲーム市場の拡大が背景。
Ｗｉｉの10年度の世界販売は前年度比27％減の1508万台にとどまった。任天堂は新型Ｗｉｉを携帯型としても利用できるゲーム機にして、ユーザー層を広げる。
以前Wii後継機にプロジェクター内蔵説がありましたが、テレビがなくてもプレイできる=プロジェクターという推測から生まれたものだと予想されます。
以前developが伝えた最初のリーク情報から存在した6インチタッチパネルとカメラ付きコントローラーの用途について、明確に「テレビが使えない状況でコントローラーを携帯型ゲーム機のように利用することができる」とし、おそらくゲームソフト自体は本体にあるものの無線で映像信号をコントローラーに飛ばして表示させることができる機能を持っていることになります。(今更有線コントローラーではないでしょう)
無線で映像を送信するとなると遅延が気になります。ハードウェアコーデックであれば遅延は殆ど気にならないのですが、どういった方式が用意されるのか楽しみです。
カメラについてはiPhone5(または4GS)と同じユニットという噂もあるため、それなりの高性能カメラのようです。
来週E3が開催されるため、日経が伝えた情報はE3で正式に任天堂から発表されます。過去に日経が任天堂の新型機情報で外したことがないので100% ‘Project Cafe’には6インチタッチパネルとカメラが搭載されます。
ひとつ気になる点が…
3DSがコントローラーの代わりになるという情報があります。
3D液晶パネルを搭載しているということはコストの関係とProject Cafe自体3D対応ではないのであり得ないと思いますが
「タブレット端末のような操作でゲームを楽しめる」
「携帯型ゲーム機としても遊べる」
「２次電池内蔵」
「テレビが使えない状況で使える」
という情報を統合すると、Project Cafe単体を携帯ゲーム機のように持ち歩いても使えると読み取ることもできます。
そもそも据え置き型ゲーム機でテレビが使えない状況を想定してゲーム機のコントローラーを設計するはずがありません。何か別の目的で設計し、付加価値としてテレビが使えない状況でも利用できるだけでしょう。
2画面液晶ではないのでDSiウェア互換ということはないと思いますが、なんらかの面白い使い方の提案がありそうです。