Eurogamerで、SCEワールドワイド・スタジオ社長 吉田修平氏がPSPの後継機NGP(PS Vita)についてユーザーが所有したくなるユニークな存在であるため、明確なライバルは存在しないと発言し、NGPという製品に自信をのぞかせていたことを伝えていました。筐体が大きいのでポケットに入れるためのスマートフォンにはなり得ないとして
電話機能を付加する予定がないことも語っています。
誰もがライバルと見るニンテンドー3DSについては、非常に面白いと思うとして持ち上げはしたものの、NGP開発時に任天堂の動向については全く気にも止めなかったと、開発段階から3DSをライバル想定としていなかったことも(本当かどうかはともかく)明かしていました。曰く、
「3Dディスプレイを除き、キープコンセプト、つまりニンテンドーDSのアップデート版だと感じた」
と、いかにNGP(PS Vita)が代わり映えのしないライバルの任天堂に対してユニークな存在かを語っていました。
ただし、任天堂とソニーの共通認識として、iPhoneの(Androidは名前が出てきていません)安価なゲームアプリについては警戒感をあらわにしています。
「任天堂とは同じ問題を抱えているが、我々を含めたパブリッシャーが25ポンドないしは30ポンドといった価格に見合った価値をユーザーに提示して行くので、iPhoneの1ドルアプリと同じコンテンツは提供するわけにはいかない」
ソニーとしてはモバイル向けのような安価なゲーム市場には参入しないことを明言した形です。SDKを公開して一般ディベロッパーに開発環境をオープンにするようなことは今後もないと思われます。
>3Dディスプレイを除き、キープコンセプト、つまりニンテンドーDSのアップデート版だと感じた
あながち間違ってもいないんだよな…(苦笑)
※DSi系の方がもっと適してる表現なんだろうけど
『3DSを(まだ)買わない理由』の一つに『これまでのDSで満足している』というのが有りますからね…
ユーザーレベルでも似たような状況なんでしょう。(今のところは)