PSP Hack一覧

グランツーリスモPSPは期待以上〜まさかバックアップがCFWで起動できるなんて

ソニーの看板商品のPSP版となるグランツーリスモPSPは、登場車種800以上のリアルドライビングシミュレーターです。11月1日に日本で発売されるPSP goと並んでソニーの注目商品です。

実はまもすけはグランツーリスモの大ファンで、PS1用の初代から全て購入しています。PS3 Slim購入時に購入したソフトもグランツーリスモ5プロローグでした。
最近は時間がなくてあまりプレイしていませんが、PSP版が出るとなれば購入しないわけには行きません。

ということで

グランツーリスモUMDと予約特典

グランツーリスモPSP購入しました。
購入したのはゲオEショップ楽天市場店です。値段が安いというよりは予約特典のプロダクトコードの車種で選びました。ゲオは「フェラーリ エンツォ フェラーリスペシャルカラーモデル(イエロー)」です。
フェラーリ エンツォ フェラーリスペシャルカラーモデル(イエロー)

初回生産分特典のシボレー コルベット ZR1はケースの中にプロダクトコードの入った紙が入っていましたが、予約特典のフェラーリはケースとは別に付いてきました。(写真左)
コードはスクラッチ式になっていました。

グランツーリスモのUMD

いつもはUMDディスクのデザインなんてあまり気にしませんが、なんとフルスケール360km/hのスピードメーターを模してありました。メモリの切り方が端数で見にくいですけど。PSマークが下端だとすると上端に300km/hが来ることになり、この車の常用速度域が非常に高速域であることが分かります。

UMDのアップデータは555

同梱アップデータは噂されていた6.00ではなく5.55でした。ヱヴァンゲリヲン:序と一緒ですね。ですからUMDがCFWのPSPでは起動しませんでした。

555なのに600を要求

なんちゃってCFW 5.55LDX-2を使って起動したところ、ヱヴァンゲリヲン:序と同じく要求ファーム5.55のくせに6.00にアップデートするよう指示されます。なにをやっても起動しません。これではグランツーリスモPSPを購入した意味がありません。

DumpSPで吸い出し

そこでGame Decrypter B2を使用してバックアップISOファイルを5.50GEN-B2から起動させることにしました。UMDバックアップに使用したのは最近愛用の(メモリースティックに入れっぱなしなだけという噂もあります。)DumpSPを使用します。

ダンプしただけでは起動に失敗

単にバックアップしたISOファイルでは起動に失敗します。まあ、当然ですね。作業はこれからですから。

UMDGEN1

UMDGENを使用してEBOOT.BINを復号化してみます。UMDGENで先ほどバックアップしたISOファイルを開きます。PSP_GAME / SYSDIR にあるEBOOT.BINを選択し、マウス右クリックでExtract Selectedを選んだら適度な場所にEBOOT.BINを保存しておきます。
PC上では適当な場所で良いですが、さらにそれをGame Decrypterの入った同じメモリースティックのルートにコピーする必要があります。

GAME_Decrypterを起動

Game Decrypterはms0:PSP/GAMEフォルダにGameZDecryptZフォルダごとコピーします。XMBから普通に起動するだけです。

GAME-Decrypterでパッチ当て

するとこの画面になるので”X”を押すと復号化が始まります。
復号化されたEBOOT.BINは勝手に作成されたms0:DECRYPTORフォルダ中に保存されます。

UMDGEN2

Game Decrypterで作成したms0:DECRYPTORフォルダにあるEBOOT.BINをオリジナルと差し替えます。
再度UMDGENのPSP_GAME / SYSDIRへ復号化したEBOOT.BINをドラッグ&ドロップします。書き換えますかと聞かれますのでYesと答えておきましょう。

UMDGEN3

するとUMDGEN上では差し変わったことになります。(タイムスタンプ見れば分かります。)
最後にEBOOT.BINが差し変わったISOファイルを保存すれば終了です。再構築し直して保存するので保存には時間がかかります。

グランツーリスモ起動に成功1

ということであっけなくバックアップが起動してしまいました。今までのソニーの対策は何だったのだろうと思わず思ってしまうくらいあっけなく、です。
スクリーンショットをプラグインでキャプチャーした画像です。
オープニングデモのグラフィッククオリティにはちょっとびっくりしました。PSPってここまで出来るんですね。

グランツーリスモ起動に成功2

メニューは少しおもちゃっぽい感じがします。
プレイした感じはまさにグランツーリスモでしたが気になったのは1点。
操作感が物足りない…

小さいアナログスティックでのステアリング操作には慣れが必要なのですが、それ以外にはアナログ系コントローラーがないのでアクセルやブレーキ操作はアナログ的になりません。アクセルをパーシャルにするとか、軽くブレーキングでノーズ入れるとかいう感覚が掴めません。
グランツーリスモの神髄はブレーキングとアクセル開度のコントロールだ、と思っているとちょっとがっかりします。とはいうものの単なる慣れの問題でしょう。十字キーと×□での操作でも結構楽しめます。

予約特典が欲しくて購入したグランツーリスモですが、予約時にはヱヴァンゲリヲン:序と同様UMDはCFWを入れたPSPでは起動しないだろうと予想はしていました。しかしまさかバックアップがCFWで起動するとは予想すらしていませんでした。期待以上です。yoshihiro氏に感謝です。

ちなみにグランツーリスモのISOファイルを5.55LDXで起動させたところ、エラーが出て起動しませんでした。5.00M33ではブラックアウトして固まってしまいました。電源も切れないのでバッテリーを抜くしか復帰する手段がありません。
キーを復号化できたからといってもGENでも起動を前提に開発してあるので起動率は圧倒的に5.50GENの方が上でしょう。
ここまで開発が進んでくると、5.00M33のまま使用している意味が薄れてきました。今CFWはGENの時代ですがDark-AleXさん、早く戻っておいでよ。

この記事は10月1日に書いていましたがちょっと多忙で公開が今日になってしまいました。PCのスクリーンショットでEBOOT.BINのタイムスタンプが実際作業していた時間です。twitterでもつぶやいてましたが、知らないですよね。そんなもの。



Game Decrypter CFW5.50GENまたは5.03GENインストール済PSPで要求ファーム5.55のゲームを利用可能にするツール

PSPGENで、最近ではPSPで動作するNintendo DSエミュレーターDSONPSPをリリースしているyoshihiro氏が、要求ファームウェアが5.55のゲームを起動させることができるユーティリティGame Decrypterを開発したことを伝えていました。現時点ではWIP(work in progres:開発中)の状態のようです。【情報源:PSPGEN

[google翻訳+まもすけ翻訳]


WIP – Game Decrypter: rotate games on Firmware 5.55 GEN
目下制作中:Game Decrypter: GENで要求ファーム5.55のゲームを起動

Yoshihiro, once again, just send us a utility that will please a number of you. A utility to run games on 5.55 Custom Firmware “GEN”
再び登場のYoshihiroですが、彼が皆さんに喜んでもらうべくあるユーティリティを開発して送ってきてくれました。そのユーティリティとは要求ファーム5.55のゲームをGENのカスタムファームウェアで起動させるためのユーティリティです、

Yoshihiro, we no longer need to present, has created a utility to decrypt the 5.55 eboot games and who do not yet passed on any custom firmware posted. Clearly, you’ll be able to run games requiring firmware than the one installed on your console and games like MotorStorm should pass on all the consoles and custom firmware 5.50GEN even 5.03GEN. It is not beautiful life with the team “GENyUS”?
Yoshihiro氏は今更紹介の必要はないと思いますので誰だという説明は割愛しますが、5.55のEBOOTを復号化して解析を行い、前人未到の領域であるカスタムファームウェアでの5.55要求ゲームを起動させることが出来るユーティリティを開発し、送ってきてくれました。MotorStormのように5.55を要求するゲームをCFW 5.50GENだけでなく5.03GENををインストールしたPSPで起動できるようになります。GENyUS氏を中心にしたTeam “GENyUS”はすごい集団じゃないですか!

MotorStorm
MotorStorm turn on 5.03GEN (PSP-3000 and PSP-2000 v3)
and 5.50GEN (PSP-2000 and PSP-1000)
MotorStormが5.03GEN(PSP-3000 and PSP-2000 v3)と
5.50GEN (PSP-2000 and PSP-1000)で起動

To make it work, it must have the original and know how to use the utility UMDGen v4(a tutorial will be available at the output) into an ISO. Otherwise, we will explain everything to the output of this utility tonight.
要求ファーム5.55のゲームは当然ながらオリジナルのUMDをお持ちであることが前提で、UMDGen v4を使ってISOファイルを作成する方法を把握している必要があります。今晩リリースする際にすべて説明する予定です。

          AVERTISSEMENT WARNING
                警告

Similarly, use an ISO without having the original is prohibited by law and punishable by imprisonment and heavy fines. Buy your games will allow the PSP to survive with good titles.
ゲームのUMDを所有せずにISOファイルを使用することは法律で禁止されているため、違反した場合は厳重に処分されます。必ずご自分でUMDはご購入ください。

MaGiXieN Note: This should end all the rumors that the poor launch sites bad reading or bad notoriety, our inability to decipher anything or to treat our members like dogs. We will give you more information on any Advanced Custom Firmwares GEN in a news ahead and we’ll also enjoy a 6.00 SAUSAGES (attention inside humor) you tell us the news. A suivre donc …
MaGiXieN注: 今回で馬鹿げた発表をして我々には解読出来ないと決めつけたり我々のメンバーのことをサル扱いしたりしてゴミをリリースするようなサイトが出しているくだらない話は終わりにしましょう。我々はCFW GENの今後についての最新情報は常にお伝えしていきますし、6.00ナントカの情報をいただいても笑って流します。


この話、マジでしたね。びっくりです。
5.55のゲームが起動できればなんちゃってCFW5.55 LDX-2なんて全く不要です。
5.03GEN for HENでも起動できるようですので起動率がかなり高いとするとソニーが次の手を打ってくるまでPSP-3000まで安泰かもしれません。

それにしてもチームMACK、評判悪いですね。当然ですが。



Team LDXがCFW5.55 LDX-2をリリース〜本物?

Team LDXがCFW 5.55 LDX-2をリリースしていました。ベータではなくなっています。5.55GEN-BがインストールされているPSP-1000/2000(TA-088v3除く)に対応だそうです。【情報源:TEAM LDX

ベータ版の時にはbrickしたためFAKE扱いされていましたが今回はどうでしょうか。
参考記事: Brick注意 TEAM LDXがPSPのCFW 5.55 LDX BETAをリリース

アーカイブを解凍すると、5.55 LDX2というフォルダが現れます。
そのフォルダをそのままms0:PSP/GAMEフォルダにコピーしてXMBから5.55LDX-2をインストールします。

555LDX-2
5.55 LDX-2になっています

flashのバックアップがとれるようですが、なにやらファイルが足らないようでできませんでした
仕方がないので思い切ってインストールを試みます。

555DLXB
インストールできました。バージョンは5.55 DLXB

あっけなく終了です。

インストール時の動画です。
Youtube : CFW 5.55 LDX-2 by Team LDX : New CFW can be installed on my 5.50GEN-B2 PSPfat

5.55のアップデータが入っている新世紀エヴァンゲリオン バトルオーケストラ PORTABLEを起動させてみました。
Youtube : CFW 5.55 LDX-2 by Team LDX : I tried to run UMD “Evangelion Battle Orchestra” which required 5.55

どうも新世紀エヴァンゲリオン バトルオーケストラ PORTABLEは、5.55アップデータが入っているくせにCFWで起動させると6.00をインストールしろと無茶な要求をしてきます。
いずれにせよ、CFW 5.55LDX-2が5.55を要求するゲームが起動できるかどうかの検証のはずがCFW対策に阻まれた状態になってしまいました。本当に5.55になっているかどうかの判断がつきません。
少なくともbrickすることはありませんでした。
リカバリーモードも起動しました。
ISOファイルも動作しました。全部動作するかどうかは分かりません。
Homebrewは動作するものとしないものがあるようです。Recovery Flasher v1.60はprxがないと言ってエラー表示が出ます。(起動はしてます)
スクリーンショットがあることでお分かりかと思いますがプラグインも(全部かどうか分かりませんが)動作します。
もしかして本物?

ん、待てよ。はじめからUMDに6.00を要求する文章が入っていたということは、5.55の次は6.00とはじめから決まっていた???

[追記]
ISOファイルもUMDも起動しました。
動画ではメダル オブ オナー ヒーローズ 日本版のISOバックアップと、Medal of Honor Heroes US版のUMDを起動させています。なおかつ5.55までのFWなら起動するのでMOHH exploitも起動させてみました。普通に動作します。

Youtube : CFW 5.55LDX-2 : UMD & ISO works! and MOHH exploit ,too!

今までテストする分には特段困るような事態には陥っていません。

そもそもCFW 5.55LDXは5.50GENをベースにコードを書き換えて5.55にするという形で作成されているため内容的には5.50GENと同等だと思われます。今のところ5.55を要求するゲームの起動が出来るということだけがメリットですが、その5.55要求のゲームが実際起動しなかったのでインストールする意味があるのかと問われれば率直に言って「ない」でしょう。

新世紀エヴァンゲリオン バトルオーケストラ PORTABLEはCFWでは起動しませんでした。5.55以下の場合は5.55にアップデートするよう促され、CFWで5.55にすると今度は6.00にアップデートするように促されます。
公式5.55ファーム(6.00でも同じ)の場合は素直に起動します。もともとCFWでは起動しなかったのでCFWを検出してUMDを起動できなくする対策が施されていることは分かっていましたが、まさか要求ファーム以上のファームウェアをベースにしたCFWにするとさらに上のファームを要求されるとは夢にも思いませんでした。

今回のソニーのCFW対策、かなり頑丈です。